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レアル、バランの契約延長交渉を優先か!セルヒオ・ラモスは…

ラファエル・バラン 写真提供:GettyImages

 レアル・マドリードはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスよりもフランス代表DFラファエル・バランの慰留を優先するようだ。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 セルヒオ・ラモスはこれまでディフェンスリーダーとしてチームを支えると、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ数多くのタイトル獲得に貢献。しかし今季は数度の負傷離脱もあり、ここまで公式戦21試合に先発出場にとどまっている。また、同選手は今月5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのチェルシー戦で復帰していたが、左足半腱様筋の腱症により再び戦列を離れている。

 セルヒオ・ラモスはレアル・マドリードの現行契約は今年6月に満了を迎えるが、現時点で両者は新契約締結で合意に達していない。また、今月に入って本人が自身のインスタグラムアカウントでパリ・サンジェルマン(PSG)に在籍している選手をフォローするなど、今夏退団にむけた動きを見せている。

 一方、現在28歳のバランもセルヒオ・ラモスと同じく不動のレギュラーとしてクラブに数多くのタイトルをもたらしてきた。今季は公式戦40試合で先発メンバーに名を連ねていたが、今月1日のラ・リーガ第34節・オサスナ戦で右足外転筋を負傷したことにより、一足早く今シーズンを終えている。

 バランの去就を巡っては、クラブとの契約期間が来年6月までとなる中、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、PSGなど複数クラブが関心を寄せている。

 その中、レアル・マドリード首脳陣は功労者であるセルヒオ・ラモスは本人に去就の決断を委ねている模様。現在はバランの契約延長にむけて注力しているようだ。なお、レアル・マドリードはバイエルン・ミュンヘン退団が決定したオーストリア代表DFダビド・アラバの獲得がほぼ確実となっている。