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徳島ヴォルティスの新戦力DFカカ、約1200万円の支払いを求めて古巣クラブを提訴!

徳島ヴォルティス

 明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスに完全移籍により加入したブラジル人DFカカは、未払い分の給与額を巡って前所属クラブであるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロを相手取り訴訟を起こしたようだ。7日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 カカは2019年にクルゼイロの下部組織からトップチーム昇格を果たすと、昨シーズンはリーグ戦で22試合に出場。その一方で一部のブラジルメディアは給与未払いによる問題を抱えていたことにくわえて、Jリーグの複数クラブがオファーを提示するなど水面下でし烈な争奪戦を繰り広げていると報じていたが、徳島ヴォルティスが今年2月14日に公式発表していた。

 一方、本人は今月に入って自身のインスタグラムアカウントで数か月にわたりクルゼイロから給与が支払われていなかったことを明かしていた。また、クルゼイロ首脳陣とは徳島ヴォルティスから支払われる移籍金の一部を受け取ることで合意していたが、延滞している状況に対するいら立ちをあらわにしているほか、クラブ側は同選手のコメントに対して反論する姿勢を示していた。

 その中、カカはクルゼイロに対して未払い分の給与をはじめ総額およそ60万レアル(約1200万円)の支払いを求めて提訴した模様。また、今回の裁判における審問は4月27日に行われる予定となっているようだ。

 徳島ヴォルティスをJ1リーグ定着に導く新戦力として多大な期待を寄せられるカカだが、ピッチ外での問題を抱えていることにファンから心配の声が上がっている。