Jリーグ 川崎フロンターレ

J1連覇目指す川崎、昨季につづき谷口彰悟が主将に!副主将は脇坂泰斗ら3選手に決定

谷口彰悟 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレは9日、日本代表DF谷口彰悟が昨季につづいて今季もキャプテンを務めることを公式発表している。

 川崎フロンターレは昨季、新型コロナウイルスによる特例措置として5人まで拡大された交代枠をフル活用した鬼木達監督の采配やMF三苫薫をはじめとした若手選手の台頭によりリーグ戦で2度にわたる大型連勝を飾るなど、他クラブの追随を許さない強さを見せつけてJ1優勝。また、天皇杯では決勝でガンバ大阪を下し、見事2冠を達成している。

 J1リーグ連覇とAFCチャンピオンズリーグ制覇を最大目標に掲げるチームをけん引することになった谷口彰悟は「今シーズンもキャプテンを務めることになりました。昨シーズンは新型コロナウイルスの影響もありイレギュラーなシーズンになりましたが、チームがまとまって大きな目標に向かって動いていくことができました。そうなった時のチームの力強さというのを実感しましたし、今年もそういう力を出していけるようにチームの雰囲気を作っていけたらと思っています。副キャプテンのメンバーも今年から新しく役職を担う選手たちなので、そういった選手たちと一緒に協力して、みんなで良い方向に進んでいけるように頑張ります」と意気込みを語っている。

 また、副キャプテンは日本代表DF登里享平、MF脇坂泰斗、FWレアンドロ・ダミアンの3選手に決まっている。登里享平は「本来であれば記者会見で自分の口からお伝えしたかったのですが、このような形になってしまい申し訳ありません。今までどおりチーム全体の雰囲気や空気を見て常にチームをいい方向に導いていけるようにしたいです。長いシーズン、良いときも悪いときもあると思いますが、これまでの経験を生かして副キャプテンのダミアン(レアンドロ ダミアン)とヤスト(脇坂泰斗)と一緒にキャプテンのショウゴ(谷口彰悟)をサポートしていきたいと思います」と副キャプテンとしての役割を全うすることを宣言。

 脇坂泰斗は「今シーズン、副キャプテンに就任することになりました。今シーズン始まる時に、このような役職に関係なく、プレー面以外でもチームを引っ張っていく想いを持ってシーズンに入りました。副キャプテンを任せてもらったことで、より自覚が増しています」

 「ただ、副キャプテンが他に二人いますし、キャプテンのショウゴさん(谷口彰悟)もいます。ましてや、このチームは悠さん(小林悠)やアキさん(家長昭博)、ソンリョンさん(チョンソンリョン)、僚太くん(大島僚太)など、役職についていなくてもチームを引っ張ってくれる人がたくさんいますし、僕ら下の世代からもそういう選手がどんどん増えていくことがいいチームになる条件だと思います。一人一人がチームを勝たせるために、チームのために戦うことで一つのチームになっていくと思います。同じ方向を向いて進んでいけるように頑張りたいと思います。個人的には、歳下も増えたので、若手の見本になれるように、そういう存在になっていきたいと思っています」とさらなる成長を誓っている。

 そしてオリンピックの舞台を経験したことのあるレアンドロ・ダミアンは「今シーズン、副キャプテンに指名されました。このような役割に指名されたことを嬉しく思っています。キャプテンのショウゴ(谷口彰悟)をサポートできるよう、自分ができることを精一杯やっていきたいと思います。監督やスタッフ、選手から信頼されるポジションにつきましたし、去年同様ピッチ内、そしてピッチ外の両方でチームの力になりたいです。昨年クラブの歴史をいくつも塗り替えることができましたが、今シーズンも新しい歴史を作っていきたいと思います」と今季にかける思いを語った。