セリエA ローマ

交代枠でルール違反のローマ、コッパ・イタリア16強で0-3の不戦敗が決定…

ローマのゴール裏 写真提供:Gettyimages

 コッパ・イタリアのベスト16・ローマ対スペツィアの一戦はローマの不戦敗としてスコアが2-4から0-3に変更されることが決定した。22日、セリエA公式サイトやイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ローマのホームであるスタディオ・オリンピコで行われたこの一戦では、前半にスペツィアが2点を先行するが、後半にローマが追いつき延長戦に突入。ローマは後半終了時点で4枚の交代カードを消化していたが、延長前半にDFジャンルカ・マンチーニが2枚目のイエローカードをもらい退場となると、直後にGKパウ・ロペスが一発退場となったことにより2選手が交代していた。試合はその後、スペツィア2ゴールを奪い勝利。しかし、コッパ・イタリアでは延長戦に突入した場合でも交代枠は5選手までとなっていることから、ローマは規定違反を犯した格好となっていた。

 試合後に周囲から0-3へスコア変更となる可能性を指摘する声が上がる中、これが正式に認められたことにより、ローマの不戦敗が決定。また、同クラブは昨年9月に行われたセリエA開幕節・エラス・ベローナ戦でもMFアマドゥ・ディアワラのトップチーム登録が正式に行われていないにも関わらず先発出場させたことに伴い不戦敗扱いとなっている。

 なお、このコッパ・イタリアでの事案を受けてローマはチームマネージャーとグローバル・スポーツオフィサーを務める幹部2名の解任を行っている。