ラ・リーガ レアル・マドリード

昨季スペイン王者レアル・マドリード、2020/21シーズン中間状況まとめ

写真提供:Gettyimages

2019/20シーズン、3季ぶり34回目のリーガ優勝を果たしたレアル・マドリード。開幕後は怪我やレッドカード出場停止が多くパフォーマンスに波があったものの、間違いなく現時代最高のサッカークラブと言える結果を残した。

恐らくジネジーヌ・ジダン監督は、2020/21シーズンもまたトロフィーをホームに持ち帰る方法を知っている。今季ここまでのマドリードの選手やクラブの状況を見てみたい。

今季の新しいライナップには、優勝を強く求め、個人的にも認知を高めたい非常に若い選手たちがいる。また彼らは、デビュー時と同じ情熱でプレーするベテラン選手たちに支えられている。その先頭には、クラブを率いて最高のプレーをするために自分のすべてを捧げるキャプテンのセルヒオ・ラモスがいる。


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注目すべき選手たち

そんな才能溢れるマドリード選手の中で、注目すべき選手を紹介しよう。

まずはGKアンドリー・ルニン。彼は2020年9月にフラムにレンタル移籍したGKアルフォンス・アレオラ以上であることを証明する必要がある。現時点でメインのGKはティボ・クルトゥワだが、今季中のルニンの活躍には期待したい。

注目すべきもう1人の選手はDFアルバロ・オドリオソラだ。昨年1月にバイエルン・ミュンヘンに貸し出されるも、十分な出場機会なく半年でマドリードに帰ってきた。出場機会にさえ恵まれれば、ポテンシャルを発揮すると思われる。

忘れてはいけないのはFWエデン・アザール。数年に渡ってプレミアリーグ(チェルシー)の最強プレイヤーだった彼は、ラ・リーガでも結果を残してきた。2019/20シーズンは足首骨折などの相次ぐ負傷に苦しんだが、今季の完全復帰に注目したいところだ。

最後に世界最高の“9番”になる可能性としてルカ・ヨビッチを加えたいところだったが、11月に新型コロナウイルスに感染しチームを離脱。2021年1月にシーズン終了まで古巣フランクフルトへレンタルで移籍することとなっている。


ポール・ポグバ 写真提供:Gettyimages

加入する可能性のある選手たち

では今後マドリードに移籍する可能性のある選手たちを見てみよう。

まずはマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバ。兼ねてからジダン監督からの熱視線が噂されているポグバだが、10月の記者会見で「夢はマドリードでプレーすることだ」と発言し、大きく報じられた。

そして、ポグバ同様マドリードへの移籍候補のトップに上がっているのは、フランスの超新星MFとしてパリ・サンジェルマン(PSG)やユベントスなどの注目も集めている、スタッド・レンヌ所属のエドゥアルド・カマビンガだ。

しかしながらジダン監督は、2016年から望み続けるポグバとの契約を優先すると言われている。


新しいスポンサー契約

最近発表されたFXトレードの『easyMarkets』との3年間のスポンサー契約は、マドリードをますます明るい未来に導くこととなるだろう。

『easyMarkets』のマーケティング最高責任者オハッド・ゴラン(Ohad Golan)氏は、認知度が高く、豊かな歴史があり、忠実で熱心なファンベースを持つパートナーを探していたと言及した。

「試合ごとに何百万人もの注目を集め、世界的なアピール力がある素晴らしいクラブとの契約を求めていました。レアル・マドリードは当然の選択です。このクラブの絶大な人気と世界的な魅力を戦略的に活用して前進することを楽しみにしています」


最後に

ラ・リーガ2019/20シーズンの優勝を果たしたマドリードだが、わずかながらまだ実力を証明しきれていない選手たちがおり、彼らの活用の仕方については様々な議論がされている。今後のレアル・マドリードの戦略と選手の活用は見どころである。

確かなことは、現在チームに揃う才能のある選手と、ポテンシャルのある面白い新戦力によって、今シーズンの残りに強力な結果を期待できるであろう。