ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン幹部のオリバー・カーン、ダビド・アラバについて「次のクラブを探している」

オリバー・カーン 写真提供:Gettyimages

 バイエルン・ミュンヘンの取締役会の幹部であるオリバー・カーン氏はオーストリア代表DFダビド・アラバの去就について言及しているようだ。23日、ドイツ紙『ビルド』がこれを伝えている。

 バイエルンの下部組織出身から2010年にトップチーム昇格を果たしているダビド・アラバは、主力としてこれまで9度のブンデスリーガ制覇、6度にわたるDFBポカール優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献。今季もここまで公式戦18試合で先発メンバーに名を連ねている。ただ、同選手とバイエルンの現行契約は来夏で満了を迎える中、選手サイドがクラブの契約延長オファーを拒否したこともあり、周囲では今季終了後の退団がほぼ確実視されている。

 先日にはカール=ハインツ・ルンメニゲ会長がダビド・アラバの来夏退団を示唆するコメントを残していたが、カーン氏は「彼の契約期間が延長されるかどうか私には分からない。我々は非常に魅力的なオファーを提示したわけだし、彼はサインしなければならなかった。だが、ダビドと代理人はそれを拒んだよ。おそらく彼らは次のクラブを探しているだろうし、我々はその現状を受け入れなければならない」と語っており、同選手の去就についてルンメニゲ会長と同様の見解を示している。

 なお、ダビド・アラバにはチェルシーやレアル・マドリードをはじめ複数のメガクラブがフリーでの獲得に向けて争奪戦を繰り広げているものとみられる。