セリエA フィオレンティーナ

今シーズン、フィオレンティーナがダークホースとなりえる4つの理由

ジャコモ・ボナベントゥーラ ボルハ・バレロ写真提供: Gettyimages

経験豊富なベテランの加入

多くの若手を揃えるクラブに必要なのは経験豊富なベテランの存在だろう。

昨年の夏、フィオレンティーナはバルセロナやユベントスでのプレー経験を有するウルグアイ代表DFマルティン・カセレス、バイエルンを退団したフランス代表FWフランク・リベリーの獲得を発表した。

今夏の移籍市場では既に2名のベテランが加入している。ミランから加入したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラとインテルから加入した元スペイン代表MFボルハ・バレロだ。この2選手はチーム全体に安定感をもたらし、カストロビッリの成長にも大きな影響を与えることになるだろう。

フェデリコ・キエーザ 写真提供: Gettyimages

キエーザの残留

もし今夏の移籍市場で注目を集めるキエーザがフィオレンティーナに残留することになれば、サポーターにとってはこれ以上ない朗報となるだろう。

キエーザに対してはこれまでユベントスやミランインテルといったセリエAのクラブの他にプレミアリーグの複数クラブも興味を示していると報じられてきた。しかし、これまでのところどのクラブも合意には至っておらず、キエーザも開幕節に先発出場を果たした。

キエーザは11歳でフィオレンティーナの下部組織に加入すると、これまで10年間の間同クラブでプレー。代理人を務める父のエンリコ・キエーザもフィオレンティーナでのプレー経験があり、弟のロレンツォ・キエーザも同クラブの下部組織でプレーしており、家族とフィオレンティーナの関係性は非常に緊密なものといっても過言ではないだろう。

これからもキエーザがフィオレンティーナでプレーを続けることになれば、同クラブのバンディエラとしてレジェンドとなることは間違いないだろう。

ページ 2 / 2