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香川、マンU退団の経緯を語る「ディ・マリアとファルカオが…」

マンチェスター・ユナイテッド時代の香川真司 写真提供:Gettyimages

 レアル・サラゴサの元日本代表MF香川真司が、過去にマンチェスター・ユナイテッドを退団した経緯を語った。英メディア『The Athletic』が伝えている。

 ボルシア・ドルトムントに2010年夏の移籍市場で加入し、主力選手として活躍を見せた香川。その後、2012年夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドに加入している。

 移籍後1年目は、香川の能力を高く評価していたアッレクス・ファーガソン元監督の下で活躍。しかし、同監督が勇退すると、チーム内の立場は厳しいものに。2014年夏の移籍市場でドルトムントに復帰している。

 監督交代により、ユナイテッドでの立場が難しいものになった香川。退団の経緯を以下のように語っている。

香川真司

「監督が目まぐるしく変わり、たった2シーズンで4人の監督が指揮を執りました。加入時は25年間の長期政権を築いていた監督の下でプレーしましたが、そのあとにモイーズ、ギグス、ファン・ハールが監督を務めました。

 マンUに残る選択肢もありました。ただ、アンヘル・ディ・マリアとラダメル・ファルカオの2選手が加入したことで、僕の状況は悪化しました。

 ファン・ハールから“私の下で、君のプレー機会をあまりないだろう”と伝えられたんです。加入から2年がたったそのタイミングで、退団するべきだと悟りました。

 監督からそういった類の話をされれば、誰だって退団しようと思うはずです。良い時期も悪い時期も経験しました。それでもマンU時代の悪い時間から学び、僕はより強くなることができたんです」