移籍金バブルに拍車が掛かっている現在のサッカー界。プレミアリーグを筆頭に移籍金の高騰が止まらない。今回は、莫大な放映権料などで潤沢な資金を誇るプレミアリーグクラブが、移籍金を払い過ぎた選手たちをご紹介する。
イスラム・スリマニ
獲得クラブ:レスター・シティ
移籍金:2900万ポンド(約42億4000万円)
2015/2016シーズンに奇跡の優勝を成し遂げたレスターはチャンピオンズリーグを戦うこともあり、翌シーズンを前にスリマニを2900万ポンドで獲得。しかし、46試合の出場で13ゴールにとどまり、現在もニューカッスル・ユナイテッドでローン生活を続けている。
ムサ・シソコ
獲得クラブ:トッテナム・ホットスパー
移籍金:3000万ポンド(約44億9000万円)
ニューカッスルが2015/2016シーズンに降格すると、トッテナムはシソコを3000万ポンドで獲得。ユーロでの活躍を見ていただけに、トッテナムサポーターはクラブでの活躍にも期待した。しかし、移籍金に見合うだけの活躍を見せれてはいない。
クリスティアン・ベンテケ
獲得クラブ:リバプール
移籍金:3250万ポンド(約47億5000万円)
マンチェスター・シティにラヒーム・スターリングが移籍。穴を埋める形でリバプールが獲得したのがベンテケだ。しかし、シーズンを通して41試合に出場したものの10ゴールに終わった。ユルゲン・クロップの構想からは外れ、クリスタル・パレスに売却されている。
アンディ・キャロル
獲得クラブ:リバプール
移籍金:3500万ポンド(約51億2000万円)
フェルナンド・トーレスがチェルシーに移籍したことでルイス・スアレスとキャロルを獲得したリバプール。前者は成功だったが、後者は失敗に終わった。最終的にウェストハム・ユナイテッドにローンで加入し、2013年に完全移籍した。
シュコドラン・ムスタフィ
獲得クラブ:アーセナル
移籍金:3500万ポンド(約51億2000万円)
2016年にバレンシアから加入し守備陣の中心として期待されたが、その期待に応えることはできなかった。アーセナルのディフェンス陣の中心ではあったが、不安定なパフォーマンスを披露。ソクラティス・パパスタソプーロスを獲得したことで、出場機会は限られるだろう。売却の噂も出ているが、3500万ポンドの回収は無理だろう。
ダニー・ドリンクウォーター
獲得クラブ:チェルシー
移籍金:3500万ポンド(約51億2000万円)
昨年夏の移籍市場最終日にレスター・から加入したドリンクウォーター。レスターでプレミアリーグ制覇に大きく貢献した彼だが、チェルシーで同じ姿を見せることはできなかった。
ギルフィ・シグルズソン
獲得クラブ:エバートン
移籍金:4500万ポンド(65億8000万円)
シグルズソンが才能豊かな選手であるということは間違いない。だが、4500万ポンドの価値があるかと言われれば疑問だ。クラブ史上最高額の移籍金に見合った活躍はできていない。
フェルナンド・トーレス
獲得クラブ:チェルシー
移籍金:5000万ポンド(約73億1500万円)
当時のリバプールでのトーレスの活躍を見ていれば5000万ポンドという額はリーズナブルかもしれない。プレミアリーグの102試合で65ゴールを記録し、リーグ屈指のストライカーだった。しかし、ロンドンでは172試合で45ゴール。期待に応えることはできなかった。
アンヘル・ディ・マリア
獲得クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:5970万ポンド(約87億3000万円)
レアル・マドリードで驚異的な活躍を見せ、鳴り物入りでユナイテッドに加入したディ・マリア。しかし、イングランドでの生活に順応することはできなかった。1シーズン限りでクラブを離れ、パリ・サンジェルマンへと移籍した。
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