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ユーベ、インテル、ミラン…セリエAの名門3クラブが監督交代。後任候補は?

イタリアの名門3クラブが来季同時に監督を交代する。果たして後任監督には誰が就任するのだろうか。5月30日時点、現地の報道(あくまで予想)をご紹介したい。

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督 写真提供:Getty Images

ユベントス

セリエAで前人未到の8連覇を成し遂げ、UEFAチャンピオンズリーグ決勝に2度も進出させたマッシミリアーノ・アッレグリ監督だが、今季限りで退任することが決定した。

有力候補の一人として見られているのが、フランス代表をW杯制覇に導いたディディエ・デシャン監督。現役時代もユベントスでプレーし、2006/2007シーズンには1年間指揮を執った経験を持つ。契約が1年残っていることがネックだが、可能性としてはあり得る話だろう。

また、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督も有力候補の一人として報じられている。UEFAヨーロッパリーグこそ制覇したものの、サポーターが求めるスタイルと指揮官の志向するスタイルが一致しておらず、退任する可能性が囁かれている。もし、今季限りでチェルシーを退団する場合は、(ナポリサポーターからはバッシングされるだろうが)セリエAに復帰してもおかしくはないだろう。

他には、ラツィオのシモーネ・インザーギ監督、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督、トッテナム・ホットスパーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督ジョゼ・モウリーニョ監督などの名前が挙げられているが、彼らが就任する可能性は低いとみられている。

インテル

今季のセリエAを4位でフィニッシュし、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したルチアーノ・スパレッティ監督だが、選手との関係悪化などが報じられ、いまいちクラブ、サポーターから支持を集めきれなかった。

後任監督には、かつてユベントスで指揮を執ったアントニオ・コンテ監督が就任することが決定的となっており、発表も時間の問題と報じられている。

ミラン

ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のもと、セリエAでは最後まで来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得を争ったが、最終的には5位で終わり、出場権の獲得はならなかった。

有力候補とみられているのが、今年3月までローマを率いていたエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督。育成に定評のある監督だが、目立ったタイトルを獲得した実績は築いておらず、サポーターはより経験豊富な指揮官の就任を望んでいると言われる。

その他には、ラツィオのシモーネ・インザーギ監督、オランダ・PSVのファン・ボメル監督、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督、サンプドリアのジャン・パオロ監督、モナコのレオナルド・ジャルディム監督、ニースのパトリック・ビエラ監督、など多数の有力指揮官の名前が報じられている。