セリエA ミラン

FFP?金満からの触手?ミランから流出する可能性のある優秀な人材たち

アメリカを本拠地に置くヘッジファンド「エリオット・マネジメント」がミランの保有権を得て以降、賛否はどうあれ着実にチームの状態を挙げているミラン。失って久しいチャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得にも現実味が帯びてきた。しかし、選手の活躍が目立てば、それに伴い他クラブからの注目を集めることにもつながる。今回は、ミランから流出するかもしれない優秀な人材をご紹介する。


ダビデ・カラブリア

ミラン下部組織出身のカラブリアはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、これまでとは打って変わり安定感のあるパフォーマンスを見せている。ベテランのイニャツィオ・アバーテやアンドレア・コンティとのスタメン争いにも勝利したと言えるだろう。ただ、彼に目をつけているのがマンチェスター・ユナイテッド。退団が決定的となっているアントニオ・バレンシアの後釜として、獲得を狙っているとされている。手放したくない人材だが、ある程度の金額を積まれれば断りづらくなるだろう。


スソ

スソが退団することになった場合、それを流出と呼ぶかどうかはわからない。なぜなら彼のパフォーマンスが挙がっていないことと、クシシュトフ・ピョンテクという絶対的なストライカーとマッチしていないからだ。勤続疲労や恥骨炎の影響でパフォーマンスが低下していると言われているが、そうであるなら完治に務めるべきだ。このままでは夏の移籍上で売却される可能性も十分にあるだろう。


フランク・ケシエ

フィナンシャル・フェア・プレーの影響もあり、チェルシーからレンタル中のティエムエ・バカヨコと天秤にかけられているケシエだが、ミランがCL出場権を逃すことがあれば放出に動く可能性が高い。現在のチームにおいて、バカヨコの貢献度は計り知れず、影響力はケシエ以上だ。また。ミラノダービーでルーカス・ビリアと口論になり、自分を見失ってしまった点もクラブからの印象が悪い。アーセナルが獲得に本格的に乗り出せば、流出の可能性もあるだろう。


ハカン・チャルハノール

低調なパフォーマンスが続き、1月に放出の可能性もあったチャルハノールだが、面倒見のいいガットゥーゾ監督のもとで何とか残留を勝ち取り、パフォーマンスがも向上した。しかし、ミランの中では依然として放出される可能性の高い選手の1人だ。スソと同様に人材の流出とは呼びにくいが、このままでは放出へ向けての動きが見えてきてもおかしくない。代表戦で放つ輝きを、クラブでも見せる必要がある。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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