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残り1日での駆け込み移籍は…? 今冬ここまでの高額移籍選手ベスト5

欧州主要リーグ圏における今冬の移籍市場もいよいよ残すところあと1日となっている。そこで今回はこの冬の成立した高額移籍に関わった5選手を紹介する。


5位:クシシュトフ・ピョンテク

ジェノア⇒ミラン

移籍金:3150万ポンド(約45億円)
ポジション:FW
国籍:ポーランド

ポーランド1部のKSクラコヴィアから昨夏に加入したピョンテクは、今季開幕から公式戦8試合連続でゴールを決めるなどセリエA初挑戦にして驚異の得点能力を発揮。セリエA初挑戦からわずか1ヵ月でビッグクラブからの関心が伝えられると、レバンドフスキ2世として広く知られるようになった。その中、今冬にユベントスからレンタル獲得していたアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインがチェルシーにレンタルで加入したことを受け、同選手の後釜としてミランがピョンテク獲得に成功。コッパ・イタリア準々決勝・ナポリ戦では移籍後初先発で2ゴールと早速サポーターの心を掴んでいる。


4位:ルーカス・パケタ

フラメンゴ⇒ミラン

移籍金:3150万ポンド(約45億円)
ポジション:MF
国籍:ブラジル、ポルトガル

パケタは突出した足元の技術で中盤から前線で違いを見せる「カカ2世」として、欧州の複数クラブが熱視線を送っていた。その中、パケタは現在ミランのスポーツディレクターを務めるレオナルドからの電話を受けて同クラブへの加入を決断している。パケタはセリエA再開前に行われたスーペルコッパ・イタリアーナのユベントス戦で先発出場を果たすと、相手守備陣の裏のスペースにパスを供給し見せ場を作るなどアピールに成功。早くも周囲からそのクオリティを認められる存在となっている。


3位:パウリーニョ

バルセロナ⇒広州恒大

移籍金:3780万ポンド(約54億円)
ポジション:MF
国籍:ブラジル

トッテナム・ホットスパーで長らく中盤を支えていたパウリーニョは2015年夏に一度中国移籍を果たしているが、2年後にバルセロナ加入により欧州復帰。国内2冠達成に貢献したが、バルセロナが昨夏にMFアルトゥールやMFアルトゥーロ・ビダルを獲得すると、再び広州恒大へ買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。その後、この冬に買い取りオプションが行使され、完全移籍での加入が決定している。


2位:レアンドロ・パレデス

ゼニト・サンクトペテルブルク⇒パリ・サンジェルマン

移籍金:4230万ポンド(約61億円)
ポジション:MF
国籍:アルゼンチン

ローマの中盤でMFケビン・ストロートマンらとのポジション争いを演じていたパレデスだが、クラブが資金捻出のため2017年夏にゼニトへ放出。その後、MFアドリアン・ラビオの後釜確保が課題となっていたパリ・サンジェルマンがパレデスに白羽の矢を立てて約60億円という巨額の移籍金で獲得している。なお、ボカ・ジュニアーズに在籍経験を持つ同選手はゼニト在籍時にコパ・リベルダドーレス決勝を観戦予定で故意にリーグ戦で退場したのではと一部サポーターから批判を浴びたことでも話題になっている。


1位:クリスチャン・プリシッチ

ボルシア・ドルトムント⇒チェルシー

移籍金:5760万ポンド(約78億円)
ポジション:FW
国籍:アメリカ、クロアチア

10歳後半からアメリカ代表の主力を担うプリシッチは熾烈なポジション争いがここ数シーズン委渡って繰り広げられたドルトムントでも必要不可欠な戦力として評価されており、今季はブンデスリーガでの首位躍進に大きく貢献していた。同選手を巡っては元ドルトムント指揮官のユルゲン・クロップが率いるリバプールが移籍先の有力候補にあがっていたものの、チェルシーが引き抜きに成功。ただマウリツィオ・サッリ監督はプリシッチの獲得劇について「何も知らなかった」というコメントを残している。なお、同選手は今季いっぱいまではレンタルという形でドルトムントにとどまる。