リーガ バレンシア

【第1弾】ラ・リーガ期待の新星。“100億円男”のイ・ガンイン

ラ・リーガ期待の新星シリーズでは、スペインの地で輝きを放とうとしている10名の若手プレーヤーをご紹介していく。第1弾はバレンシアが8000万ユーロ(約99億7000万円)の価値をつけた韓国の至宝イ・ガンイン。17歳ながら、バレンシアのトップチーム昇格を果たした逸材だ。

「彼は野心と才能を持っている。ハードワークを惜しまない天才を見つけるのは難しいが、ガンインはまさにそのような選手だ。彼を知っている者であれば、彼が一生懸命プレーすることを理解している」
=ミゲル・バレウ(バレンシアコーチ)


仁川(インチョン)からバレンシアへ

仁川で生まれたイ・ガンインは早くからサッカー界で名前の知られた存在となった。サッカー番組「Shoot Dori」にわずか6歳で出演したこともあり、韓国国内では全国的に有名だった。バレンシアが彼をスペインに連れて行ったのは2011年。バレンシアの練習場シウダ・デポルティーバ・デ・パテルナでユースチームに参加した。U12チームではユーストーナメントの決勝で華麗な直接FKを披露。ボルシア・ドルトムントを破り、優勝に大きく貢献している。

2017年12月にはわずか16歳でバレンシアのBチームでデビュー。サバデル戦での初ゴールなど、彼の印象的な活躍はトップチーム監督マルセリーノ・ガルシア・トラルの目にも留まり、シーズン最後の数か月はトップチームの練習に参加するよう命じられている。


世界的スターへ

最近は国際舞台でもレベルアップを遂げているイ・ガンイン。2017年にU-18韓国代表デビューを飾ると、トゥーロンU-20国際大会のメンバー入りを果たした。ティエリ・アンリやハメス・ロドリゲス、そして現在バレンシアのストライカー、ケビン・ガメイロなどはこの大会を通じて世界的に有名になっている。韓国代表はグループステージで敗れているが、スコットランド代表戦やトーゴ・代表戦で見せた長距離弾は、彼をこの大会の公式イレブンに選出させている。彼が他の選手よりもかなり若かったのにも関わらずだ。これにより、彼の韓国国内での名声をさらに博することとなった。


100億円の男

彼の活躍と、周囲の期待感は高まり、ついにバレンシアからトップチームでの契約オファーが届いた。2018年7月に結ばれたこの契約では、イ・ガンインの契約解除金は8000万ユーロ(約99億7000万円)に設定されている。プレシーズンマッチではアジアで初めてバレンシアのトップチームのユニフォームに袖を通してプレーした選手となった。バレンシアが主催するプレシーズン大会トロフェオ・ナランジャではバイエル・レバークーゼンを3-0で下した試合では、トップチーム初得点も挙げている、

今シーズンのスタートからは、彼はトップチームとユースチームの混合トレーニングに参加している。パスの技術とゴールのスキルを兼ね備える彼は、攻撃的なMFやセカンドストライカーとして最適な人材だ。UEFAユースリーグデビューを飾り、ユベントス戦でクロスバーを2度たたくなど、彼は自身の才能を証明し続けている。