プレミアリーグ マンチェスター・シティ

大ブレーキの昨季王者マンC。レスターに敗れた3つの理由

圧倒的な強さでプレミアリーグの首位を走っていたマンチェスター・シティに異変が起きている。23日に行われたクリスタル・パレス戦を2-3で落とすと、レスター・シティ戦を2-1で落とし連敗。首位リバプールとの勝ち点差は7に広がっている。今回はシティがレスターに負けた3つの理由をご紹介する。


フィロソフィーの脆弱性

先制に成功し、この試合もシティがコントロールしようとしていた矢先にレスターに同点ゴールが生まれた。試合をコントロールすることを愛するチームが、予期していない失点を喫した際にその脆さを見せてしまった。失点してからのシティはレスターのミス待ちのような姿勢になってしまい、自分たちのフィロソフィーを失った。レスターがシティのウィンガーに対してきっちりマークをついていたため、セルヒオ・アグエロは降りてボールを引き出す必要に迫られた。結果として彼らのスタイルは失われた。


フェルナンジーニョの不在

シティが2017/2018シーズンに記録的成功をおさめた理由に、高いディフェンスラインを敷いて、ハイプレスを敢行しても問題が生じにくかったことがある。その要因として、フェルナンジーニョが中盤から素晴らしいプレスでボールを奪取し、前線へと正確にボールを供給でしていたことが大きい。しかし、シティは現在彼を負傷により欠いており、直近2試合で5つのゴールを許している。フェルナンジーニョの代役として起用されたイルカイ・ギュンドアンも失望するようなパフォーマンスではなかったが、ベルナウド・シウバが攻撃的な姿勢を貫くため、どうしてもディフェンス時に人が足りない状況が生まれてしまった。年齢的にトップフォームが長くないフェルナンジーニョの代役確保は、シティの中長期的な課題になりそうだ。


グアルディオラの采配

前節で敗戦しているにもかかわらず、カイル・ウォーカーではなくダニーロを起用したのは驚きだった。また、クリスタル・パレス戦で3失点を喫したものの、アンカーには再びビュンドアンの名前があった。バンジャマン・メンディの負傷により、ファビアン・デルフを左SBで起用したことは理解できるし、デルフのパフォーマンスはあまり出場機会を得ていない選手としては悪いものではなかった。


名前:菊池大将
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