プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

モウリーニョ解任報道巡り元ユナイテッドDFが苦言 「僕が最も腹を立てているのは…」

 かつてマンチェスター・ユナイテッドに在籍していた元フランス代表DFパトリス・エブラはジョゼ・モウリーニョ監督の解任について周囲の報道やファンの見方に対して苦言を呈しているようだ。

 モウリーニョ監督は2016/17シーズンよりユナイテッドを率いると、就任1年目にしてヨーロッパリーグ(EL)制覇していたものの昨季は無冠に終わっていた。

 そして今季はシーズン序盤からマンチェスター・シティ、チェルシー、リバプールなどリーグ戦でライバルクラブから大きな後れをとると、現地時間15日に行われたプレミアリーグ第16節・リバプール戦で1-3と完敗。これにより首位リバプールとの勝ち点差が早くも「19」、5位アーセナルとの勝ち点差が「8」に広がり、クラブ首脳陣は監督交代に踏み切っている。

 またフランス代表MFポール・ポグバはモウリーニョ監督の解任直後に間接的に同監督を揶揄するツイートを行っていたものの、即座に削除したことが大きな話題となっている。

 この一連の解任報道についてエブラは自身のSNSを通じて「今僕が最も腹を立てていることは、なぜ人々はポール・ポグバやジョゼ・モウリーニョにフォーカスしているのかということだ」と周囲の関心事に対する不満を暴露。

 そして同選手は「何か組織的なものを立て直すことにフォーカスしよう。こんなことをしてもただユナイテッドをリスペクトしていないにしかすぎない。ここから我々には前向きさが必要だ」とコメントを残した。

 ユナイテッドで2006年冬から2014年夏までプレーし、数多くのタイトルを勝ち取ってきたエブラは自身の古巣に対する愛着を示すとともに、チームの再建を心から願っていることだろう。