J2リーグ最終節・モンテディオ山形対大分トリニータは1-1のドローで終えたものの、他会場の結果との兼ね合いにより大分トリニータが6年ぶりとなるJ1昇格を決めた。
その大分トリニータの選手、クラブスタッフ、サポーターの歓喜に包まれる中、どうやらモンテディオ山形のスタッフも感動していたようだ。
モンテディオ山形の公式ツイッターアカウントはいつも他クラブに対して積極的な交流を図っていることでJリーグファンの間では有名となっている。
そのモンテディオ山形の公式ツイッターアカウントを動かしているスタッフは11月17日の試合当日の晩に大分トリニータのJ1昇格を祝福するコメントをツイートとともに自身と大分トリニータとの関係にも触れている。
「【#大分トリニータ サポーターの皆様へ】J1昇格、皆様を心よりお祝いさせてください。旧JFLとJリーグで共に同じ時代を歩んできたクラブのトップリーグへのステップアップをとてもうれしく思っています」
「【余談】あまり個人的な経験は書くべきではないとの声もあるかもしれませんが、思いを書かせていただければと思います。お付き合いください。トリニータの昇格が決まり、大分ゴール裏に私は向かいました。この後の会見時間を確認する事務的なものでした」
「喜びにあふれる皆様を観ながら、長くお世話になっている大分の広報におめでとうの握手をし、会見時間の確認をし、始まろうとしている山形側セレモニーの準備のため戻ろうとした瞬間、自分のまぶたから突然、涙が溢れ出しました」
「個人的な経験をお伝えすることになりますが、モンテディオの仕事に就く前、広報はトリニータに関わる仕事をさせて頂いておりました。トリニータのヤマザキナビスコカップの初優勝、2008年のJ1上位争いに間近に携わっていました」
「そこからの喜びも苦しみもずっと近いところで見させて頂いておりました。だからこそ、サポーターのみなさん、そして10年前からお世話になっている広報はじめスタッフの皆さんの喜ぶ姿を見て、自分の事のように感じ、涙が止まらなくなりました」
「大分トリニータ のみなさん、サポーターのみなさん、Jリーグを愛する仲間として、所属リーグは来年異なりますが共に前歩んでいきましょう。そしてそれぞれの地域を元気にし、笑顔であふれるものにしていきましょう。本当に本当におめでとうございました」
以前に大分トリニータ側とひとつの事業で深く関わっていた経験を持ち、現在はモンテディオ山形の広報としてJリーグの発展・振興に尽力されているスタッフとしては、サッカーの仕事に関わる人間としてこのJ1昇格をかけた一戦が特別な試合であると感じているだろう。
一時期は経営問題に悩まされ、そして2016年にはJ3からのスタートと厳しい環境下にはあったものの、そこから実現させたJ1復帰に多くのファンが感動していたに違いない。
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