ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコの闘将シメオネ、監督交代決断レアルの不振を意に介さず

 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督はライバルであるレアル・マドリードの不調について、どうやら意に介していないようだ。現地時間29日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 レアル・マドリードは現地時間28日に行われたラ・リーガ第10節・バルセロナとの“エル・クラシコ”で5-1と歴史的大敗を喫している。そして今季から指揮官に就任していたフレン・ロペテギ監督は翌日に解任という憂き目に遭った。

 クラシコでの敗戦を経て、レアル・マドリードは4勝2分4敗の勝ち点14であり、首位のバルセロナとの勝ち点差は7にまで広がっている。

 それでもアトレティコ・マドリードのシメオネ監督は現地時間30日に行われるコパ・デル・レイ4回戦・UEサン・アンドレウ戦の前日記者会見において「レアル・マドリードは死んだか? 我々は我々自身のことのみを考えている。競争力のある今シーズンのラ・リーガを楽しんでいるよ」と語っている。

 また同監督は「1位から10位までが数ポイント内にひしめき合っているコンペティションを見たいね」とも語っており、まだレアル・マドリードが優勝争いから脱落したわけではないという見解を示している。

 なおアトレティコ・マドリードは今節、レアル・ソシエダに2-0と勝利しており、勝ち点19の4位につけている。アラベスや今季昇格組のレアル・バリャドリードが上位につける中、今後のラ・リーガはさらに見応えのあるものとなるだろう。