ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル・マドリード、プレシーズンで見つかった5つのGOOD NEWS

昨季は前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を果たしたレアル・マドリードだが、今季の期待値はやや下降気味だ。チームのエースFWクリスティアーノ・ロナウドをユベントス、貴重なバックアッパーMFマテオ・コバチッチをチェルシーへ放出。GKティボ・クルトゥワやSBアルバロ・オドリオソラらを獲得したものの、戦力的にはダウンしているとの見方も存在している。そこで今回はスペイン紙『マルカ』が特集した「レアル・マドリードのプレシーズンで見つかった5つのGOOD NEWS」をご紹介したい。


1.ベイルとベンゼマの連携向上

ガレス・ベイルとカリム・ベンゼマはロシアワールドカップでプレーしていない。レアル・マドリードにとっては好都合だ。両者は7月18日にトレーニングを開始、UEFAスーパーカップを迎える時にはすでに29日間も新指揮官とトレーニングを行なっていることになる。これまでも両者はピッチ上で共存してはいたが、クリスティアーノ・ロナウドがいないピッチ上でより重要な役割を担うはずだ。フレン・ロペテギ監督は「私が知らないうちに彼らは互いに幸せで献身的な関係を築いていることがわかった」とコメントしている。


2.現時点でゴール欠乏症の心配はない

レアル・マドリードはプレシーズンの4試合で9ゴールを記録。対戦相手がマンチェスター・ユナイテッド、ユベントス、ローマ、ミランであったことを考えると素晴らしい数字だといえるだろう。今季の懸念はクリスティアーノ・ロナウドが常にチームに与えていた50ゴールをどのように補うかであった。ガレス・ベイルとマルコ・アセンシオの二人を基本に、カリム・ベンゼマかボルハ・マジョラルのうち1人を起用することが現時点での最善だろう。


3.控え選手のレベルアップ

昨季ジネディーヌ・ジダン前監督はローテーションの採用に失敗した。代替となる選手はレギュラー選手と同じレベルに達していなかった。ダニ・セバージョス、ナチョ、アルバロ・オドリオソラ、マルコス・ジョレンテ、ケイラー・ナバス、ビニシウスはすでにフレン・ロペテギ監督のもとでプレーしている(選手層は厚くなった)。


4.立ち上がりの不安定さが改善

直近の2試合(ローマ戦、ミラン戦)では、レアル・マドリードは試合開始2分以内に先制点を奪うことに成功した。昨季はジネディーヌ・ジダン前監督が試合の最初から集中して入るように求めていても、要求に応えられない試合が多かった。しかし、現段階では新監督がチームをコントロール出来ているようだ。


5.フィジカルコンディション

選手のフィジカル面の調整はうまくいっているようだ。例えば、レアル・マドリードの最優秀選手の一人であるダニエル・カルバハルは米国遠征で激しいチェックを披露。残りのスペイン人選手やトニ・クロースも同じくコンディションは良好だ。