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元フランス代表MFナスリ…ドーピングの出場停止がさらに延長

 欧州サッカー連盟(UEFA)は1日元フランス代表MFサミル・ナスリのドーピング違反による処分の期間を延長したことを公式発表した。

 ナスリは2016年のウィンターブレイクでアメリカを訪れ、静脈に1リットルの水分補給を行うという治療を受けた。これは免疫力を高めるためのものだったが、WADAの規定では、手術などの正当な理由がない限り、点滴は6時間で50mlが上限とされている。だがナスリがクリニックで受けた静脈内点滴では、栄養を含んだ滅菌水500mlが体に入れられたとのこと。後の調査でこれが国際アンチ・ドーピング機構(WADA)のルールに抵触すると判明した。

 UEFAはもともと彼に対して2年間の出場停止処分を求めていたが、ナスリ側がスポーツ裁判所へ訴え、それが1年に削減。しかし、最終的には2018年2月から6ヶ月間の出場停止となっていた。

 これに対してUEFAは異議を唱えた。その結果、今回“2017年7月から18ヶ月間”の出場停止処分になることが決まり、実質的に半年延長されることになった。

 そんなナスリは11月1日以降にサッカークラブの練習に合流することができるが、公式戦出場は2019年以降になる。果たして、再びプロサッカー選手としてプレーする日は来るのだろうか。