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イングランドの3大会ぶりベスト8進出に元アーセナルの同国OBも歓喜

 ワールドカップ・ロシア大会・決勝トーナメント1回戦・イングランド対コロンビアの試合が日本時間4日未明に行われた。試合はPK戦にまでもつれこみ接戦の末、イングランドが勝利をものにした。この試合を英国のテレビ番組『ITV』のスタジオで見守った元イングランド代表のイアン・ライト氏は喜びを爆発させていたようだ。英メディア『デイリー・ミラー』が4日にこれを伝えている。

 試合は後半の12分、イングランドが得たPKをトッテナムのFWハリー・ケインが冷静に沈めて先制に成功。しかし後半アディショナルタイムの45+3分、コロンビアはユベントスのFWフアン・クアドラードのコーナーキックからバルセロナのDFジェリー・ミナが頭で叩き込み1-1の同点に。延長戦でもスコアは動かず試合はPK戦となり、激闘の末にイングランドがベスト8への切符を手にした。

 イングランド最後のキッカー・トッテナムのMFエリック・ダイアーのキックを両手を頭に当て祈るように見守ったライト氏はボールがゴールに突き刺さった瞬間、隣にいた元同国代表のリー・ディクソン氏、ガリー・ネビル氏らと抱き合い感情を爆発させた。同国は2006年のW杯・ドイツ大会を最後にベスト8以上に進出できていなかった。そのため3大会ぶりとなるこの快挙に代表OBである彼らも気持ちを抑えきれなかったのだろう。

 イングランドが最後にベスト4に進出したのは1990年のイタリア大会。国民の期待を一身に背負った“スリーライオンズ”は母国に最高の結果を持ち帰ることができるだろうか。同国は7日、ベスト4 をかけてスウェーデンと対戦する。