ドイツ代表は日本時間9日未明にバイヤー・レバークーゼンの本拠地・バイ・アレーナで行われたサウジアラビア戦で2-1と勝利した。
日本時間3日未明に行われたオーストリアとの親善試合で1-2とまさかの敗戦を喫し、ワールドカップ・ロシア大会に向けて不安を抱えているドイツは、そのオーストリア戦で負傷したアーセナルのMFメスト・エジルが欠場する中、前線にはライプツィヒのFWティモ・ベルナーが先発に名を連ね、2列目にはバイエルン・ミュンヘンのFWトーマス・ミュラー、ボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイス、そしてパリ・サンジェルマンのMFユリアン・ドラクスラーという顔ぶれとなる。
本番に向けてこれ以上負けることが許されないドイツは、立ち上がりから攻勢を強めサウジアラビアゴールに襲いかかると8分、バイタルエリア手前からのロングフィードに反応したロイスがペナルティエリア内にてワンタッチでゴール前にパスを出すと、これをベルナーが押し込んだ。
先制に成功したドイツは直後の11分にロイスがゴールポスト直撃のシュートを放つなど、攻撃陣が機能し数多くの決定機を作る。すると43分、ロイスのペナルティエリア内の左側深い位置にできたスペースを目掛けた縦パスにベルナーが反応し、ボックス中央にグラウンダークロスを送ると、これをサウジアラビアのDFオマル・ハウサウイがクリアしきれずオウンゴールを献上する。
2点のリードで後半へ折り返したドイツは、サウジアラビアにチャンスを許す場面が見られる一方で、引き続き前線4枚による分厚い攻撃を展開し3点目を狙う姿勢を見せるが、追加点を奪えずに終盤へ差し掛かる。
すると84分、ドイツはユベントスのMFサミ・ケディラがMFタイシール・アル=ジャーシムをペナルティエリア内で倒しPKを与える。このPKは一度バイエルンのGKマヌエル・ノイアーに止められるものの、正面にこぼれたセカンドボールをアル=ジャーシム自らが押し込み1点を返す。
ただドイツは何とか逃げ切りに成功し試合はこのまま2-1で終了。本大会前最後の強化試合で白星をつかんでいる。なおドイツはこの後、日本時間17日深夜に行われるメキシコとの一戦を控えている。
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