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元ドイツ代表のクローゼ氏、サネがロシアW杯行きを逃した理由を明かす

 元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ氏は、ロシアW杯に臨む同国代表のメンバーからマンチェスター・シティに所属するレロイ・サネが落選した理由を明かした。8日にイギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 いよいよ来週に開幕を控える、FIFAワールドカップ・ロシア大会。世界各地で行われた予選を見事に通過した32ヶ国によって、夢の優勝を懸けた戦いがおよそ1ヶ月にわたって開かれる。

 各国の最終メンバーが明らかになる中、前回大会の王者であるドイツでは、今季のマンチェスター・シティの躍進を支えたサネが落選した。若干22歳の同選手が、今季公式戦49試合で14ゴール19アシストと活躍し、PFA年間最優秀若手選手賞にも輝いたのにも関わらずメンバーに選ばれなかったことは、ドイツ国内外で驚きをもって報じられた。

 この件に関して、ワールドカップにおける歴代通算最多得点記録保持者であり、現在はドイツ代表のスタッフを務めているクローゼ氏は次のようにサネの落選理由を語った。

「本当に難しい決断だった。彼は今季素晴らしかった。彼はメンバーに選ばれる自信があったのだろう。彼は驚くべき才能を持っているし、足も速い。ただ、代表ではプレミアリーグで披露していたようなプレーができていなかった。彼にはたくさんのチャンスが与えられていたが、モノにできなかった。だから落選した」