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酒井宏樹所属マルセイユ、伊代表復帰の元“悪童”バロテッリ獲得へ本腰

 日本代表DF酒井宏樹が所属するオリンピック・マルセイユはニースのイタリア代表FWマリオ・バロテッリ獲得へ本格的に乗り出しているようだ。3日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』がこれを伝えている。

 クラブとの契約が今月末に切れるバロテッリの去就を巡っては、かねてから今夏のニース退団が取りざたされていたが、本人が自身のSNSを通じて移籍を認めたことを受け、複数クラブが獲得に乗り出しているものとみられる。また移籍先としてはローマ、ナポリ、トリノ、パルマをはじめするイタリア国内クラブの他に、リーグアンの強豪であるマルセイユの名前も挙がっていた。

 マルセイユはクラブを率いるルディ・ガルシア監督が同選手の獲得を熱望しているものとみられるが、どうやらマルセイユ首脳陣に加えて来季以降のユニフォームサプライヤー契約を結んでいる『プーマ』が、来季に向けた新体制を発表する現地時間7月4日までに取引を完了させたいという考えを持っているようだ。

 ニースでの2シーズンにて公式戦66試合に出場し、43ゴールを決めるなど本来のパフォーマンスを取り戻したバロテッリは、先日イタリア代表にロベルト・マンチーニ監督が就任したことに伴い、ワールドカップ・ブラジル大会以来4年ぶりとなる代表入りを果たしている。また日本時間29日未明に行われたサウジアラビア戦では先発に抜擢されると前半に豪快なミドルシュートを決めるなど、早くも“点取り屋”としての能力を示している。

 代表復帰時にミランのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチからも称賛の言葉をかけられていたバロテッリだが、果たして来季はどのクラブのユニフォームに袖を通すこととなるのだろうか。