代表チーム フランス代表

アーセナルの仏代表DF、EL準決勝での負傷でW杯出場は絶望的か

 アーセナルのフランス代表DFローラン・コシェルニーが日本時間4日未明に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ・アトレティコ・マドリード戦での負傷により、ワールドカップ・ロシア大会を欠場する可能性が高いようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを報じている。

 コシェルニーは敵地・エル・ワンダ・メトロポリターノで行われた一戦に先発出場したものの開始からわずか7分、アトレティコのスペイン代表FWディエゴ・コスタと最終ラインの裏のスペースを巡って駆け引きをしていた際に突然ピッチに倒れこみ、12分に担架に乗せられた状態でピッチを後にしている。

 試合後、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は同選手の怪我について「あまり良くないように見える。(靭帯を)断裂しているかもしれないが、(診断結果の出ていない)現時点では何とも言えない」と言及しており、長期離脱の可能性を示唆している。

 コシェルニーの検査結果は今週末までには出るものとみられるが、仮に靭帯断裂が確認されたら約6カ月の離脱を強いられることとなり、今年6月中旬に控えているワールドカップ・ロシア大会出場は絶望的となる。なお、リバプールのイングランド代表FWアレックス・オックスレイド=チェンバレンも日本時間4月25日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・ローマ戦で膝の靭帯損傷という大怪我を負い、W杯欠場が確定している。4年に一度の大舞台を前にこれ以上の怪我人は出てほしくないとファンは切実に願っているだろう。