ラ・リーガ バルセロナ

モウリーニョ、レアルとバルサも絡んだGKの玉突き移籍を画策か

 マンチェスター・ユナイテッドはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの流出に備え、バルセロナのドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン獲得を考慮しているかもしれない。19日、スペインメディア『ドン・バロン』がこれを伝えている。

 デ・ヘアの去就を巡っては、レアル・マドリードが直前で破談に終わった2015年夏以降でも依然として獲得に強い関心を示している模様。また同クラブのフロンティーノ・ペレス会長がコスタリカ代表GKケイロル・ナバスに満足していないと伝えられており、ユナイテッドは同選手の流出に危機感を募らせているようだ。

 一方、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は常に周囲が騒がしいデ・ヘアの替わりとしてテア・シュテーゲンをリストアップした模様。獲得には契約解除金満額の1億8000万ユーロ(約239億円)が必要と言われているが、デ・ヘアを8000万ユーロ(約106億円)で放出することに加え、取引にフランス代表FWアントニー・マルシャルとイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを交換要員として盛り込み移籍金を抑える可能性があるようだ。

 ユナイテッドは今季、リーグ戦ではライバルのマンチェスター・シティに後塵を拝しタイトル獲得とはならず、さらにチャンピオンズリーグ(CL)でもベスト16でセビージャに2試合合計スコア1-2で敗れ大会を後にしている。またCL関連の収入も3700万ポンド(約57億円)にとどまっており、今夏のビッグネーム獲得の可能性には懐疑的な見方があるかもしれない。