Jリーグ ジュビロ磐田

両チームエースがそろって今季初得点。川又躍動のジュビロが未勝利レッズを下す

 1日に行われたJ1リーグ第5節、ジュビロ磐田対浦和レッズの一戦は2-1でジュビロが勝利を収めた。

 エース川又堅碁を先頭に、山田大記をシャドーに配置したジュビロと、阿部勇樹をセンターバックの一角に配して、日本代表の槙野智章を左サイドバックで起用したレッズ。

 試合は8分に動く。左サイドに流れた武富孝介があげたクロスを大井健太郎がエリア内でハンド。PKがレッズに与えらた。それをきっちり興梠慎三が決めてレッズが先制する。

 対するジュビロは17分、右からのコーナーキックを川又が頭で合わせる。地面に叩きつけたボールは、西川周作の手をはじいてクロスバーに直撃した。

 徐々に主導権を握り始めたジュビロは、38分に左サイドを崩し、宮崎智彦があげたマイナス気味のクロスを、後ろから走り込んできた田口泰士がボレーで合わせるも、西川に阻まれ、そのこぼれ球を櫻内渚がヘディングするもわずかに枠を外れる。

 その猛攻が45分に実る。右サイドから櫻内がいれたクロスをニアでフリック、そのボールを川又がワンタッチから、最後は左足で押し込んだ。

 終了間際に柏木陽介が技ありシュートを放つも、ポストに嫌われ1-1で前半を終える。

 勝後半開始早々チャンスを作ったのはレッズ。武藤雄樹の横パスをバイタルエリアで受けた興梠が、右足一閃。クシシュトフ・カミンスキーの好セーブに阻まれ得点とはならなかった。

 膠着状態を破るべく、レッズは70分に新加入のアンドリュー・ナバウトを、ジュビロは75分に中村俊輔を投入。

 80分にその中村俊輔のフリーキックから、あわや得点というチャンスを迎えたジュビロだったが、ここも押し込むことができない。

 そんな中ゴールをこじ開けたのは、ジュビロのエースだった。レッズの連係ミスを逃さず、ボール奪取から自分でシュートまで持っていき、強引にねじ込んだ。

 このまま試合は終了し、未勝利のレッズはまたも勝利を逃す結果になった。