国際親善試合でウクライナ代表と対戦した日本代表。2点を奪われ、2-1で敗戦した苦い内容となっている。試合後、槙野智章がインタビューに応えた。
「最初の指示は相手のビルドアップが非常にうまいってことで、ある程度、ブロックを作りましょうってところが自分たちのテーマではありましたんで。ただ後半は自由にさせないように、高い位置からプレスをかけに行こうってことに切り替えましたんで、そこらへんのどこで行くのか行かないのかっていうメリハリの部分をもう少し明確にしていかないといけないと思ってます。ただ、今日は前半と後半が全く違う展開にはなったし、収穫は多かったゲームだったかなと思います」
マリ戦からの立て直しは本大会のシミュレーションになった?
「まあ11月の欧州遠征の時もブラジル戦での反省からベルギー戦、第2戦目に修正されていいゲームができたし、今日もこの欧州遠征で第1戦から反省された中で非常によかったですね。まあ本戦の中で1戦目悪かったからって2戦目いいってわけにはいかないですし、その一発目の初戦の中で自分たちがどういうゲームをしたいのか、入りの部分から非常に気を付けて行かないとズルズル行ってしまう傾向がありますんで、チームとしていい準備と全員で同じ意識を持つことっていうのが改めてね、この遠征もそうだし、11月の遠征も踏まえて思った点かなと思いますけどね。」
セットプレーからの得点が大事だと言っていて、ブラジル戦と今回取れたが?
「監督から難しい状況からセットプレーで点が取れなきゃいけないチームになるっていうのを言われてますし、僕個人的にすごく入ってくタイミングとかすごく言われてますんで、いい形としてこのチームのストロングポイントだと思ってますんで、より今回吉田麻也選手がいないんで、彼がいればもっと強さを増すだろうし、やっぱり拮抗した中でのセットプレーからのゴールっていうのは、2010年もね、遠藤選手と本田選手がFK決めてますし、大事な試合の中でのセットプレーはキーになると思いますんでね」
だからこそ、2失点で負けたことが痛かったが、サイドのコノプリャンカにやられた?
「1枚はがされることってのはもちろんあると思うんですね。その後の状況でしっかりと修正する部分ってのはもちろんあると思うんで、個の部分で最後ね、負けてはいけないと思ってますんで」
2失点目は蛍君が滑って、植田君がカバーに行っても止められなかったが、どうしていく?
「川島選手も言ってましたけど、最後の局面はなかったと思うんで、サイド割られた中でもしっかりと中を締める意識を持たないといけないし、もう少しゴール前、バイタルのところでね、我慢強さってのは出していかないといけないと思ってます」
内容的にはよくなったが?
「後半は追われる展開っていうのもあったんで、後ろを同数にして前をはめに行く形に切り替えましたけど、それが最初からできるわけでもないですし、この加減というか、そこのラインをしっかりと引かないといけないと思ってますんで。ただやっぱりこの2試合を通して自分たちがボールを持つ時間をもう少し増やしていかないといけないと思いますし、杉本選手も途中ガス欠してしまいましたけど、やっぱりあれだとね、彼にボールが入った時、彼の仕事は守備じゃなくて攻撃なんで、間違いなく守備に力を注ぎこんでしまったので、後ろの選手含めてボール奪った後のボールポゼッション率を高める、勇気を持ってボールを動かすっていうところで、幅と深みを持ってやらなくちゃいけないと思ってますんで、どんな相手であろうがそれをやらなきゃいけないと思ってます。」
取材:河治良幸
文:編集部
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