サッカーの世界は日常生活とはあまりにかけ離れているので、この2週間のチャンピオンズリーグでポルト、バーゼル、ベシクタシュが容赦なく打ち負かされるのを見ても、あまり同情は感じなかった。彼らの苦難はこれからも続いていく。しかし、3月に実質的な消化試合のためにわざわざポルトガルとスイスからイングランド北西部にやって来るファンは可哀そうだ。トルコでも3週間前に結果の確定したカードの第2戦のために、4万人ものサッカーファンがイスタンブールのボーダフォン・パークに集まる。
大きな視点で見れば3試合の結果(5-0が2試合と、4-0が1試合)は決定的なパターンではないが、ここ2週間でのリバプール、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンによる大勝は、欧州サッカーの構造の変化を証明している。その名が示す通り「5大リーグ」のクラブは、その他を大きく引き離しつつあるのだ。
グループステージではイングランドの4番目として参加したチームが、ロシアとスロベニアの王者を共に7点差で破壊した。パリ・サンジェルマンは6試合で25得点を決めている。ナポリとボルシア・ドルトムントの敗退など多少のサプライズはあったが、全体としては大陸のスーパークラブが全力を出さずに簡単な勝利を収める試合が目立った。それはまるでアカデミーの才能豊かな少年が、学校のチームに駆り出されているようだった。
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