アジア AFCチャンピオンズリーグ

3大会ぶりACL出場の柏レイソル、新戦力の融合で新たな高みへ

著者:高橋羽紋

 ACLチャンピオンズリーグプレーオフで柏レイソルはタイのムアントン・ユナイテッドに3-0で勝利。3大会ぶりとなるACL本戦出場を決めた。

 「シーズン最初の試合でした、予想通りにはスタート出来ませんでした。ただ、後半にはムアントンを何度も打ち破ることができたので良かったです。この勝利は私たちがトレーニングキャンプで行ってきたことの結果です」(柏レイソル・下平隆宏監督)

 前半こそ0-0で苦戦したが、後半に入ると一挙3得点を挙げてタイの強豪クラブを退けた。

 「前の選手が多く入って、チーム内の競争があって、チームが強くなると思うので、いいことかなと思います」

 そう説明したのは、この日全得点に絡む活躍を見せた伊東純也。大宮アルディージャから加入した江坂任が先発デビュー。同じく新加入の亀川諒史、小泉慶、瀬川祐輔も途中出場で完封勝利に貢献。新戦力の活躍はチームを刺激している。キャプテンの大谷秀和も新戦力についてこう語る。

 「練習やキャンプで一緒に過ごしてきましたが、それぞれ個人の能力も高いし、戦術理解度も高いと思います。まだレイソルのサッカーに戸惑っている部分も間違いなくあると思いますが、それぞれが早く吸収しようとしてくれてます」

 2011年クラブ史上唯一のJリーグ制覇を経験している柏の主将は、そのプレーを高く評価している。

 「今日は江坂がスタメンで出ましたけども、周りとの関係や連携はいい形ができたと思います。チャンスもあったので本人は決めたかったと思いますが、あそこに顔を出せる選手はこれからも期待できると思います」

 

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