ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ、昇格組ジローナとまさかの引き分け。グリーズマン初の退場で逆転ならず

 アトレティコ・マドリードは20日に行われた、リーガ・エスパニョーラ第1節ジローナ戦をエースのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの退場などもあり引き分けに終えている。

 序盤、アトレティコが試合の主導権を握るものの、前半23分、スペイン人MFアレックス・グラネルのクロスにウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニが頭で合わせてジローナが先制。続けざま同25分にも、ストゥアーニがまたもヘディングでゴールネットを揺らし2-0となった。

 2点を先制され、追いつきたいアトレティコは積極的にゴールを狙いに行くも中々1点が遠い。そして、迎えた67分味方のパスに抜け出したグリーズマンがペナルティエリア内でジローナのスペイン人GKゴルカ・イライソス・モレノと接触し倒れこむ。審判が笛を吹き一時はPKが与えられたかに見えたが、審判はグリーズマンにシミュレーションの判定。既に1枚イエローカードを貰っていた同選手に2枚目のイエローカードが出され、退場となった。この退場がグリーズマンにとってスペインで最初の退場だったようだ。

 グリーズマンが退場し10人となったアトレティコだが、ここから強豪の意地を見せる。78分、アルゼンチン代表FWアンヘル・コレアがミドルシュートを突き刺し、2-1とすると続けざま85分にはスペイン代表MFコケのフリーキックにウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスが合わせ試合を振り出しに戻した。その後も逆転を目指しゴールに迫るアトレティコだったが。試合は2-2の引き分けで終了している。