プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンU、中盤のサプライズは誰だ。目玉補強候補の6選手を紹介

 今夏、エバートンから巨額の移籍金でロメル・ルカクを獲得したマンチェスター・ユナイテッド。前線およびディフェンスの補強は行ったが、中盤の補強はまだ行われていない。そこで23日、『Whoscored.com』が6人の選手をターゲットとして紹介している。

 一人目はレスターに所属するウィルフレッド・エンディディ。レスターはプレミアリーグを制覇した時の立役者であったフランス代表MFエンゴロ・カンテをチェルシーに放出したことにより大きな痛手を負ってしまったが、1月にゲンクからエンディディを獲得したことで穴を埋めることに成功し、一時は降格圏内だったチームも残留することができた。昨シーズン、プレミアリーグでのタックル数で彼を上回っていたのはカンテのみである。

 二人目はモナコに所属するファビーニョ。もう既にユナイテッド行きやパリ・サンジェルマン行きの噂も出ているが、モナコは同じリーグのライバルには売りたくないと考えているようで、可能性は高いかもしれない。彼は守備的MFだけでなく、右SBとしてもプレー可能であることもあり、モウリーニョ監督の理想のMFといえるかもしれない。

 三人目はPSGに所属するマルコ・ベッラッティ。彼が最近、代理人をライオラ氏に変更した。彼の顧客にイブラヒモビッチ、ポグバ、ムヒタリアン、そしてルカクといったユナイテッドの選手が多くいることは偶然なのだろうか。PSGは今夏にバルセロナのネイマールを獲得したいと考えており、ファイナンシャルフェアプレーの観点からも、彼を放出する可能性もある。

 四人目はチェルシーに所属するネマニャ・マティッチ。このセルビア人MFは6月下旬からモウリーニョ監督の獲得リストに入っていたが、ルカク獲得の件によってチェルシーとユナイテッドの関係が悪化してしまったこともあり最近はあまり耳にしない。しかし、チェルシーがモナコからティムエ・バカヨコを獲得したことにより獲得可能になったと言われている。

 五人目はブンデスリーガのRBライプツィヒに所属するナビ・ケイタ。リバプールが獲得を熱望しているといわれているが、ユナイテッドは金銭面で優位に立つことができる。昨シーズン、ブンデスリーガで彼よりもドリブル成功回数が多かったのはドルトムントのウスマン・デンベレのみであり、彼の攻撃構築能力はユナイテッドをさらに勢いづけるだろう。タイプとしてはチェルシーのカンテに似ているだろうか。

 そして最後はトットナムに所属するエリック・ダイアー。トットナムには売却する意思は全くないが、モウリーニョ監督は獲得を切望していると言われている。彼は攻撃の厚みをさらに増すことができるはずであり、またディフェンスに余計なリスクを与えない。彼が3バックでもプレー可能であるという面は更なるアピールの材料となり、獲得優先順位の上部に位置することになるだろう。