ラ・リーガ レアル・マドリード

ジダン監督の次男、最終節でトップデビューも2失点でドローに

 レアル・マドリードのGKリュカ・ジダンは日本時間20日未明に行われたラ・リーガ最終節・ビジャレアル戦でトップチームでのデビューを飾ったものの、2失点を喫した。20日、スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』がこれを伝えている。

 マドリード率いるジネディーヌ・ジダン監督の次男であるリュカ・ジダンは昨夏にマドリードのカスティージャ(Bチーム)からのトップ昇格を果たしていたものの、今季は最終節前まで公式戦3試合でのベンチ入りにとどまっていた。また昨年10月には肩を負傷し、約4カ月の離脱を強いられていたため、カスティージャでも公式戦13試合の出場となっていた。

 しかしリーグ戦ですでにバルセロナの優勝が確定していることや、来週にチャンピオンズリーグ(CL)決勝を控えていることから、ジダン監督は次男を先発に抜擢している。ただこの一戦でリュカ・ジダンは後半に2失点を喫し、チームも最終節を勝利で飾ることができなかった。

 試合後、メディアインタビューに応じたリュカ・ジダンは「僕のデビュー戦? 世界で最も優れたチームでデビューを迎えることができて誇りに感じたけど、ドローに終わったし僕にとってほろ苦いものだったよ」と試合を振り返っている。また同選手は「チームメイトは僕にこのデビューの瞬間を楽しむように声をかけてくれた。監督の次男であることにプレッシャーを感じるか? 僕はリュカであり、ジダンではない」とチームメイトに対する感謝の言葉とともに、監督の次男であることに重圧を感じていないことを強調した。

 本人が言うように、確かにデビュー戦は納得する内容ではなかったもののフットボーラーとして大きな一歩を踏み出したことは自信に感じているに違いない。ファンもリュカ・ジダンの今後の成長を楽しみにしていることだろう。