ブルガリア1部ルドゴレツ所属MFヤクブ・ピオトロフスキに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。かつて日本代表MF田中碧やFW伊東純也とともにプレーしていたポーランド代表選手の去就に注目が集まっている。
現在26歳のピオトロフスキは、身長188cmで右利きの守備的ミッドフィルダー。母国ポーランドの複数クラブを経て、2018年7月にベルギー1部KRCヘンクへ加入。ヘンクでは伊東とチームメイトだったが、2度にわたりレンタル移籍。2020年7月にヘンクからデュッセルドルフへ完全移籍すると、2021/22シーズンには田中とダブルボランチを組むなど、ドイツ2部リーグで28試合に出場する。
そして2022年7月にブルガリア1部の強豪ルドゴレツへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦25試合出場で2ゴール7アシストと結果を残すと、今季もここまで17試合出場で6ゴール3アシストと、チームの上位躍進に貢献。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも全7試合の出場で4ゴールをマークしている。
そんなピオトロフスキはデュッセルドルフやルドゴレツでの活躍もあり、代表チームでも存在感を発揮。年代別代表でコンスタントにプレーすると、昨年10月に行われたEURO2024(欧州選手権)予選のフェロー諸島戦でA代表デビュー。翌月のチェコ戦では代表初ゴールを挙げている。
欧州でのさらなる活躍が期待されているピオトロフスキだが、ブルガリア人ジャーナリストのメトディ・シュマノフ氏は16日に「日本、中国、アメリカのクラブが、ピオトロフスキの獲得に興味を示している」とリポート。ルドゴレツが15日に守備的MFであるイバイロ・チョチェフの獲得を公式発表したことから、同氏は「ルドゴレツはピオトロフスキの放出を計画している」と主張した。
またドイツ発の移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ピオトロフスキとルドゴレツの契約期間は2025年6月までであり、市場価値は250万ユーロ(約4億円)だという。
ルドゴレツとJリーグクラブの取引だと、キプロス代表FWピエロス・ソティリウが浦和レッズからの関心が報じられる中、2022年8月にルドゴレツからサンフレッチェ広島へ完全移籍したことが記憶に新しい。伊東や田中と一緒にプレーした経験が、ピオトロフスキのJリーグ移籍を後押しするかもしれない。
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