元アビスパ福岡所属選手のMF邦本宜裕が今月12日、ポルトガル1部カーザ・ピアACからマレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムFCへ完全移籍。名古屋グランパスからカーザ・ピアへ期限付き移籍の日本代表MF相馬勇紀に追いやられる格好となった。
浦和レッズ下部組織出身である邦本は、福岡、韓国2部・慶南FC、韓国1部・全北現代などをへて、昨年7月末にカーザ・ピアへ加入。昨季開幕から右ウイングでレギュラーをつかむと、相馬がカーザ・ピアに加入する今年1月までリーグ戦ほぼ全試合で先発出場していた。
しかし今年2月以降はスタメン出場わずか1試合と、立場が一変。かわって相馬が3月19日のマリティモ戦から8試合つづけて右ウイングでスタメン出場するなど、邦本からポジションを奪っていた。
そんな邦本は以前からカーザ・ピア退団やアジア圏複数クラブからの関心が噂される中、ジョホールと正式契約。アジア枠として同クラブに加入したほか、背番号は「88」に決定している。
ジョホールは2014年から昨年にわたりマレーシア1部リーグ9連覇を果たした強豪。2022シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ東地区で、川崎フロンターレや韓国1部の蔚山現代を抑えて首位通過。2023/24シーズンのACLグループステージにも参戦する。
その2023/24シーズンのACLには、日本から横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、浦和が参戦。ACLグループリーグで邦本とJリーガーのマッチアップが実現するか注目が集まる。
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