FC東京下部組織出身のMF水多海斗(22)が15日、マインツのトップチームでデビュー。トップチームの主力選手であるDFシュテファン・ベル(30)から高い評価を得た。16日、ドイツ・マインツの地元紙『Allgemeine Zeitung』が伝えている。
水多海斗はFC東京U15や前橋育英高校をへて、2019年に海外挑戦。ドイツ4部のSV19シュトラーレンで結果を残すと、昨年5月にマインツへ完全移籍。2024年6月までのプロ契約を結んでいた。また昨年8月15日のブンデスリーガ開幕節・RBライプツィヒ戦でいきなりベンチ入りしたことで話題を呼んでいたが、2021/22シーズンはU23チームの一員としてドイツ4部でプレー。右サイドでレギュラーに定着すると、リーグ戦32試合の先発出場で5ゴール7アシストと結果を残していた。
すると同選手は今夏、トップチームのプレシーズントレーニングに参加。練習でアピールすると、15日開催の練習試合・ベシクタシュ戦で後半キックオフから出場。ゴールこそ奪えなかったものの、前線2トップの一角で試合終了までプレーした。
またマインツの主力センターバックであるシュテファン・ベルは、『Allgemeine Zeitung』のインタビューで「ここ2週間は、ミズタが良かった。(練習で)彼の動きは目立っていたし、本当に素晴らしいね」と語るなど、水多海斗を絶賛している。
その水多海斗は16日、自身のツイッターアカウントを更新。「昨日ベシクタシュとの練習試合で一応トップチームデビューという形で試合に出ることができました。次はリーグ戦の舞台でピッチに立ちます」と今後の目標を綴っている。
なおマインツは18日にニューカッスル・ユナイテッドとの練習試合を予定。来月1日にDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)1回戦でドイツ3部のFCエルツゲビルゲ・アウエと対戦するほか、来月6日のブンデスリーガ開幕戦では日本代表FW浅野拓磨(27)所属のVfLボーフムと激突する。
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