バルセロナはスペイン代表MFセルジ・ロベルト(29)との契約延長がほぼ確実となったようだ。9日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
バルセロナ一筋のキャリアを歩むセルジ・ロベルトは、昨季度重なる負傷離脱に見舞われたことにより公式戦12試合の先発出場にとどまっていた。また、ロナルド・クーマン監督が右サイドバックでアメリカ代表DFセルジーノ・デストに多くの出場機会を与えていることから、周囲ではセルジ・ロベルトの序列低下を指摘する声があがっていたほか、今夏退団の噂が飛び交っていた。
しかし、今季は中盤センターのポジションで開幕から出場機会を得ており、先月29日に行われた第3節・ヘタフェ戦ではゴールを決めてチームの勝利に貢献。開幕節・レアル・ソシエダ戦でも得点をあげるなど、本来のパフォーマンスを発揮している。
その中、『スポルト』の報道によると、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は選手サイドと新契約締結で合意に至っていることを明かしたとのこと。また、スペイン・カタルーニャの地元メディア『Catalunya Radio』は選手サイドが来年6月までの現行契約における年俸から35%削減という条件を容認した上で、2024年6月までの契約延長に応じており、公式発表のみを残す段階にあると主張している。
なお、財政難に陥っているバルセロナは、先月にスペイン代表DFジェラール・ピケ(34)と大幅な給与カットで合意しているほか、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(33)やDFジョルディ・アルバ(32)もクラブからの給与カットの要望を受け入れている。
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