J2愛媛FC、和泉茂徳新監督の就任を発表。3年連続下位低迷からの巻き返しへ

　明治安田生命J2リーグの愛媛FCは22日午前、新監督に和泉茂徳氏が就任することを公式発表した。

　愛媛FCは現役時代に同クラブでプレーした経験を持つ川井健太氏が2018年5月から指揮を執っていたが、就任1年目を18位で終えると昨季も19位とJ3リーグ降格圏手前の成績に終わる。そして今季も新型コロナウイルス感染拡大による特例で降格制度こそなかったものの21位に低迷したことにより、クラブ首脳陣は監督交代に踏み切っている。また和泉茂徳氏は2004年から今年まで愛媛FC下部組織の指揮やチーム編成に携わっており、クラブの内部事情に精通していることもありトップチームの指揮官に抜擢されたものとみられる。

　和泉氏は新監督就任について「2021シーズンから愛媛FCの指揮をとらせていただくことになりました。まずは、愛媛FCという愛着のある素晴らしいクラブの監督ができることを、大変光栄に思います。また同時にそれ以上の大きな責任も感じております。そしてこのコロナ禍の難しい状況の中で、オファーをくださったということの意味をしっかりと捉え、結果にこだわって指揮していきます」

　「来シーズンは今年チームが積み上げてきたものを大切にしながら、攻守ともによりアグレッシブに戦い、躍動感あるサッカーを展開していき、ファン・サポーターの皆さまが、「愛媛のサッカー面白いな」「スタジアムに観に行ってみたいな」と思っていただけるようなチーム作りをしていきます。そのためにもまずは、選手・スタッフとも「プロ意識」をしっかりと持ち、結果にこだわりながら愛媛FCのスピリット…「闘う姿勢」を表現していきます。シーズンを通して「魂を揺さぶる試合」をお見せできるよう新体制から選手・スタッフとともに戦っていきますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。