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京都サンガから海外再挑戦。原大智巡り「問題の兆候」ザンクトパウリ監督の発言が物議!

原大智 写真:アフロスポーツ

 日本代表FW原大智は2026年1月、京都サンガからザンクトパウリへ完全移籍し、海外再挑戦を果たした。しかし、チームメイトのMF藤田譲瑠チマやDF安藤智哉とは対照的に出場機会に恵まれていない。そんな中、ザンクトパウリのアレクサンダー・ブレッシン監督の方針が物議を醸している。

 ドイツ『MOPO』が26日に伝えたところによると、指揮官は原の出場機会が少ない理由を訊かれると、「我々にはそれなりの理由がある」と回答。根拠として挙げたのは「練習での印象」と戦術的な考慮事項の2点だった。だが、この発言が火に油を注いだ。

 原は加入以来わずか3試合にしか出場していない。最長出場時間はレバークーゼン戦での20分強。25日開催のハイデンハイム戦を含む直近8試合は連続でピッチに立てておらず、バイエルン・ミュンヘンとのホーム戦では0-5の屈辱的な大敗の終盤に数分出場したのみ。「実力を証明する機会」とはとても呼べない状況だ。

 問題はここからだ。

 ブレッシン監督が原よりも優先して起用しているのは、マルティン・カールスとアブドゥリー・シーサイの2人。だが『MOPO』は、「カースもシーセイも、再び優先的に起用されるべき説得力のある理由を何も示せていない」と報じている。ブンデスリーガ残留争いという極限状態にあるにもかかわらず、結果を出せていないストライカー2人が優先され、日本人ストライカーがベンチを温め続けるという構図。「練習での印象」「それなりの理由がある」という曖昧な説明だけでは、この判断の合理性はいまだ不透明だ。

 同メディアは「ブンデスリーガのレベルとフィジカルなプレースタイルへの適応に苦労しているようだ」とも伝えており、原自身の課題も否定できない。とはいえ、2部降格危機という土壇場で実証の機会さえ与えられないまま序列が固定されるならば、これは選手個人の問題にとどまらない。それだけに記事では「(指揮官の方針は)問題の兆候だ」「原を巡って疑問が生じている」と綴られている。

 一方で、『MOPO』は「ザンクトパウリが降格した場合でも、原が残留する可能性がある」とリポート。それでも出場機会が少ない現状、指揮官の起用法を踏まえると、2025/26シーズン限りで構想外となる可能性はある。