
笹川スポーツ財団が9日に公開した「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」において、12〜21歳の1424人を対象とした「メディアで観戦したスポーツ」調査でJリーグがトップ10圏外に沈んだ。プロ野球30.7%、米大リーグ21.9%、高校野球21.6%が上位3を独占。Bリーグ(8位・12.2%)、Tリーグ(10位・9.9%)にさえ届かないという、スポンサーである明治安田の名を冠するリーグとしては看過しがたい数字だが、明治安田の関連組織では対照的な内容が記されている。
「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」で特筆すべきは、「直接観戦」の項目でJリーグが3位に入り、入場者数も右肩上がりを続けている点である。スタジアムに足を運ぶ層は確実に存在する。だが画面を通じた接触では、若い世代にとってJリーグは「見えないリーグ」と化している。
一方、Jリーグの冠スポンサーである明治安田の関連組織である明治安田総合研究所のリポートは、地域別のスポーツ人気を詳細に検証しており、埼玉では「地元に残った平成生まれ以外」でサッカーが野球を上回ること、広島の新スタジアム開業が開業後20年で約6,760億円の経済効果をもたらすと試算されることなどを示しているが、以下のようにサッカー人気が強調されている。
「キャンプ地として名高い宮崎では、年齢や、地元に残った/出たにかかわらず、プロクラブがある「サッカー」の方が「野球」より人気という結果になりました。特に、地元を出た平成生まれの人による「野球」の回答はゼロとなっており、残念ながら「野球」は地元のスポーツとは見なされていないようです」
笹川スポーツ財団のデータを踏まえると、「スタジアムに来てくれれば魅力は伝わる」という論理は、もはや通用しない。それでもJリーグは地上波でのリーグコンテンツ配信を充実させるなど、インターネット動画配信『DAZN』を契約していないファンに対しても、サッカーに興味を持ってもらえるような手を打っている。
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