
サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会を控えるなか、スコットランド代表、イングランド代表との強化試合に臨む。国立競技場での壮行試合の対戦相手がカーボベルデ代表だと一部で報じられるなか、海外のデータ分析サイト『Sofa Score』が日本代表の現状を分析。「W杯でのダークホース」などと総合的な戦力は高く評価された一方で、攻撃面の課題やフィジカル面の不安など弱点にも厳しい視線が向けられている。
同サイトは日本代表が「番狂わせを起こす可能性のあるチーム」として世界から警戒される存在になったと評価。FIFAランキング19位を維持し、欧州主要リーグで活躍する選手が増えたことで、日本代表史上でもバランスの取れたスカッドのひとつだと指摘した。
しかし、その一方で大きな弱点として挙げられたのが「決定力」である。日本はボール保持や崩しの局面では高い技術を発揮するものの、ゴール前では“もう一つパス”を選ぶ傾向があり、得点機を逃す場面が少なくないという。また、空中戦やパワー型ストライカーへの対応などフィジカル面でも不安が残ると分析された。
個々の選手の中で中心人物として挙げられたのがMF久保建英だ。レアル・ソシエダでプレーする24歳のアタッカーは、日本サッカーの進化を象徴する存在と評価された。ラ・リーガでは平均評価7点台を維持し、得点とチャンス創出の両面でチームに影響を与える“違いを生む選手”と位置付けられている。
一方で、久保に対する依存度の高さも懸念材料とされた。守備ブロックを崩せない試合では、個人の創造性に頼る場面が増え、攻撃のバリエーションが限られる可能性があるという。
また、日本のワールドカップの歴史については、1998年の初出場から8大会連続出場を達成するなど着実な成長を遂げてきたと評価。ただし、最高成績はベスト16にとどまり、いまだ“ベスト8の壁”を破れていない現実も指摘されている。
指揮を執る森保一監督については、状況に応じて戦い方を変える「カメレオン型」の戦術家と紹介。ポゼッションとカウンターを使い分ける柔軟性は評価される一方、試合展開によっては守備ブロックに頼る展開が多くなることも課題とされている。
アジア予選では圧倒的な強さを見せた日本だが、世界の強豪と戦う本大会では別の試練が待つ。攻撃の決定力、フィジカル面の対応、そして個人頼みにならない攻撃の多様性。データサイトの分析は、日本が次のステップへ進むための課題を浮き彫りにしている。
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