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遠藤航離脱も問題なし?佐野海舟は「W杯に向けて…」日本代表OBから課題指摘も

佐野海舟 写真:アフロスポーツ

 マインツに所属する日本代表MF佐野海舟の評価が、欧州と日本の両面で高まっている。リバプール所属MF遠藤航が負傷離脱中という状況のなか、FIFAワールドカップ北中米大会に向けて中盤の代役を担える存在として期待が高まっている。

 海外メディア『Ponta de Lanca』は、佐野について「とてつもないフットボーラー」と絶賛。「ドイツで躍動する日本のリズムメーカー」と表現し、守備面では中盤センターでドイツ屈指の存在と高く評価した。さらに、リーグ屈指の走行距離を誇るミッドフィルダーのひとりと紹介。やや小柄ながら強さと持久力を兼ね備え、デュエル勝利数でも上位に位置すしているだけに、「日本代表はW杯に向けて、堅固な岩のような存在を手にしている」と伝えている。

 実際、佐野は今季ブンデスリーガ全試合でフル出場を続けており、第23節終了時点で総走行距離270.1キロとリーグ1位。下位に沈むマインツに所属しながらも、そのパフォーマンスは個人として際立っている。

 2月22日放送のインターネット番組『ABEMAスポーツタイム』でも佐野は特集され、日本代表OBの稲本潤一氏は「フィジカルが強いブンデスリーガで全試合フル出場はすごいこと。怪我をしないのも才能」と高く評価した。一方で、言語面や積極的なコミュニケーションについては「まだ伸びしろがある」とも指摘。ただし「言語が完璧でなくてもピッチに置いておきたい存在」と、その実力を認めている。

 ピッチ上での安定感、圧倒的な運動量、対人守備の強さ。遠藤が万全でない場合でも、日本代表が計算できる中盤の軸として佐野の存在感は増している。W杯本番を見据えれば、経験豊富な遠藤と、勢いと走力を備えた佐野の両輪が理想だ。しかし仮に遠藤が間に合わない事態となっても、日本にはすでに“岩”のようなボランチが育っていると言えるだろう。