
明治安田J1百年構想リーグのセレッソ大阪対サンフレッチェ広島が、22日に開催。FW中村草太(広島)に対する元日本代表MF香川真司(C大阪)のファウル、および主審に対する香川の振る舞いが波紋を呼んでいる。
広島が後半アディショナルタイムにMF東俊希のゴールで勝ち越し、C大阪のキックオフで試合が再開される際、センターサークル付近に立っていた香川は、ボールホルダーに対してプレスを仕掛けた東に手をかける。東が倒れると、主審はホイッスルを吹き、香川にイエローカードを提示した。
すると、香川はカードを提示する主審に対して拍手。左親指を立てるジェスチャーを見せ、二言三言発している。これら一連の振る舞いは煽りとも受け取られかねない行為だが、主審は同選手にレッドカードを提示せず、広島のフリーキックで試合を再開させた。
この一戦では、複数のシーンにおいてファウル、ノーファウルの判定基準が議論の対象に。香川の行為の背景として、主審の判定に対してフラストレーションを溜めていた可能性が考えられる。
勝敗を分ける終盤の攻防において感情が高ぶることは理解できるが、経験豊富な選手ほど自制が求められるのも事実である。香川の一連の行為は、判定への不満という文脈を考慮しても、誤解や不要な緊張を生む振る舞いであった可能性は否定できない。
一方で、試合全体を通じて判定基準が議論を呼んでいたことも背景として無視できない要素である。主審の裁量、選手の感情、そして競技規律の均衡がいかに保たれるべきか。本件は単なる一場面にとどまらず、Jリーグにおける判定とリスペクトのあり方を改めて問いかける事例となったかもしれない。
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