
オランダ1部アヤックスには、パートナーシップ提携先であるガンバ大阪からU23日本代表GK荒木琉偉を獲得する可能性が取りざたされている一方、日本代表DF板倉滉に退団の可能性が浮上。DF冨安健洋の新天地デビューを前に、現地で放出論が沸き起こっている。
オランダ『サッカーニュース』は21日、アヤックス所属3選手について「クラブ幹部が直近の公式戦でのパフォーマンスに不満を抱いている」とリポート。そのうちの一人である板倉について、以下のように報じている。
「板倉はアヤックスを納得させるに至っていない。彼は(20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのビジャレアル戦で)途中出場したものの、印象に残るプレーは無かった。アンカー(6番のポジション)で完全に迷子になっていた。同ポジションで機能しないとなれば、放出候補に含まれる」
ボルシア・メンヒェングラートバッハ時代にセンターバックの主力として活躍も、アヤックスではチーム事情もあり、アンカーでのプレーが続いている板倉。2025年11月下旬以降、センターバックでの起用が減っているが、現地メディア『VI』は「板倉がプレータイム不足を理由に、アヤックスで不満を抱いている」「自身の起用法を巡り、監督に意見をぶつけた」と報じている。
ビッグクラブにおいては、個の適性よりもチーム事情が優先される場面が少なくない。しかし、本職ではないポジションでの出来をもって評価を下されることは、選手にとって酷な現実でもある。板倉はセンターバックとして確かな実績を積み上げてきた選手であり、その価値が一時的な起用法によって揺らいでいるとすれば問題は小さくない。
環境が合わなければ評価が急落するのが欧州の厳しさだが、同時に適切な役割を得れば再び評価を取り戻す可能性もある。重要なのは、板倉が自らの最適な立ち位置を見失わず、キャリア全体を見据えた選択を下せるかどうかである。放出論の渦中にある今こそ、その真価が問われている。
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