
10月5日に行われたプレミアリーグのアーセナルとウェストハム・ユナイテッド戦(2-0)で起きた途中交代の場面が、小さな波紋を呼んだ。試合中にアーセナルのMFデクラン・ライスが異変を訴えたことから、クラブ関係者とファンの間に一時的な不安が広がった。
ライスは、この試合で古巣相手に先制ゴールを挙げた後の79分に背中の痛みを訴えて交代を要求。アーセナルのミケル・アルテタ監督は即座にMFミケル・メリーノを投入し、「背中に痛みがあり続行できなかった。デクランにとって非常に珍しいことだ」と試合後に説明したとUKメディア『EPL Index』が伝えた。
しかし、試合翌日のメディカルチェックでは深刻な異常は見つからず、ライスは予定どおりイングランド代表の拠点セント・ジョージズ・パークに合流。6日午後には他の24選手とともに屋内トレーニングに参加している。
同メディアは、ライスが「中盤のメトロノームとして再び通常運転に戻る」と伝えており、懸念された離脱を回避したと報じた。インターナショナル・ブレイク明けの19日にはロンドンダービーでフラムと対戦し、その後1週間の内に22日にUEFAチャンピオンズリーグでラ・リーガのアトレティコ・マドリード、26日にはリーグでクリスタル・パレスとの連戦が控えている。
イングランド代表にとっても、ライスのリーダーシップと安定したパフォーマンスは欠かせない。代表チームでも守備面だけでなく攻守のテンポ調整でも中心的な役割を担っており、今回の回復報告は代表チームにとっても朗報となったのは間違いないだろう。
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