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菅原由勢・瀬古歩夢など…W杯アジア最終予選日本代表のDFメンバー選考で異論噴出

菅原由勢 写真:Getty Images

 森保一監督は13日、3月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対バーレーン、サウジアラビア)に向けての招集メンバーを発表。DF陣で菅原由勢(サウサンプトン)や瀬古歩夢(グラスホッパー)の選出、そして渡辺剛(KAAヘント)、毎熊晟矢(AZアルクマール)らの落選が議論の対象になっている。

 サイドバックの陣容では、菅原やDF長友佑都(FC東京)、DF関根大輝(スタッド・ランス)が選出。このうち菅原は2024年12月以降、サウサンプトンで出場機会を減らしているほか、3月8日開催の第28節リバプール戦では自らのハンドからPKを献上するなど、直近数試合にわたり不振に喘いでいる。

 一方、2024年夏に菅原の後釜としてセレッソ大阪からAZへ移籍した毎熊は、新天地で右サイドバックのレギュラーに定着。3月6日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16のトッテナム・ホットスパー戦で韓国代表FWソン・フンミンとのマッチアップを制するなど、好調ぶりをアピールしていたが、今回も代表復帰とはならなかった。

 森保監督が以前、メンバー選考の基準のひとつとして、所属クラブでの出場機会やパフォーマンスの内容を重視していることを明かしていただけに、ネット上では菅原と毎熊の比較論が盛んに。中には、菅原の代わりに毎熊を招集すべきとの意見も挙がっている。

 そしてセンターバックの陣容に目を向けると、負傷の町田浩樹(ユニオンSG)、冨安健洋(アーセナル)、DF谷口彰悟(シント=トロイデンVV)が選外に。DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)とDF板倉滉(ボルシアMG)への期待がかかる一方、町田とともにベルギー1部リーグ屈指のセンターバックとして評価されている渡辺は招集されなかった。

 その渡辺と比較対象になっているのは、2024年11月のW杯アジア最終予選につづきメンバー入りした瀬古。同選手は2024/25シーズンもスイス1部リーグ戦で27試合に出場するなど、一定のパフォーマンスは発揮しているものの、それでも瀬古の代わりに渡辺を招集すべきと主張するファン・サポーターも一定数存在する。