
明治安田J1リーグ第4節の浦和レッズ対柏レイソルが3月2日、埼玉スタジアムで開催。ゴール裏のクルド人騒動に関する書き込みが相次ぐなか、自民党所属の埼玉県議会議員である元サッカー選手の諸井真英氏が、騒動の内容を説明している。
この試合では、X上でクルド人の集団が埼玉スタジアムに入場したという投稿が相次いだ。また、スタジアムの入場者と思われるSNSユーザーからは、クルドFCの旗を広げて警備員に注意されたことや、試合前に数人が北ゴール裏に乱入し、スタッフや警備員によって連れ出されたという報告があった。警察も出動し、ゲートが閉鎖されるなど緊迫した状況だったと伝えられている。
そんななか、諸井氏は3日にXを更新。「昨日の埼スタの状況を関係者から聞き取りました」と前置きした上で、クルド人集団と浦和のクラブスタッフ、警察等とのやり取りについてこう綴っている。
「FCクルドの緑や黄色のシャツを着たクルド人20名が北ゴール裏の自由席、浦和レッズサポーターの陣取るエリアに入場。事前に『FCクルド』と書かれた緑の旗を掲げていいかと警備員に打診があったが、事前に許可申請した上で許可を得ていない旗は掲示できない旨を伝えた」
「クルド人集団が許可を得ていないにも関わらずFCクルドの旗を掲げる。警備員、クラブスタッフ、浦和レッズ社員が現場にて旗の掲示ができない旨説明した上で旗の撤収を求めるが、聞き入れず。 その際レッズサポーターの一部からトラブルに発展することを心配して南サイドスタンド(アウェーチーム側自由席)への移動をアドバイスしたがこちらも受け入れず。再三の要請も聞き入れず、さらに激昂して大声で騒ぎ、人種差別を受けたと主張、警察も駆けつけて事情を聞く」
「コンコースにおいて大声で自分の主張を繰り返し、複数箇所に分かれてそれぞれが大声で騒ぎ出したため、セキュリティリスクが高いと判断して本来は自由席の券では入れないメインスタンドの指定席を20席用意してそちらで観戦するようお願いしたが、移動は拒否。観戦はせず帰宅するとのことでクルド人集団は北門から退場。 その際に『ありがとう浦和レッズ』『人種差別チーム』等の暴言を吐きながら退場した」
「その後試合開始後30分過ぎに集団の中の子供9名が南門から再入場を希望。 浦和社員の案内でメインアッパー指定席に案内して試合終了まで観戦。 その後の混乱はなし。 以上が関係者から聴取した経緯です」
その上で、諸井氏は「そもそも浦和レッズサポーターの中に違う色のシャツで入り、許可のない旗を掲げたルール違反が問題です」と、今回の騒動におけるポイントを指摘。「それを人種差別の問題にすり替えることは非常に悪質です」と指摘したほか、「浦和レッズやサポーターに瑕疵はなく、むしろ指定席を案内するなど親切な対応をされています」と投稿している。
諸井氏の指摘通り、ルールを守ることの重要性を理解し、サッカー観戦が多くの人々にとって心地よいものであるよう協力し合う環境が求められるだろう。この問題を機に、さらなる理解と共感が生まれることを期待したい。
コメントランキング