柏レイソルは1月9日、日本代表DF関根大輝が海外クラブへの移籍を前提とした準備のため、チームを離脱すると公式発表。日本代表MF伊東純也、FW中村敬斗擁するスタッド・ランスへの移籍が決定的だと複数メディアが一斉に報じているが、同クラブは2024年夏に日本ツアーを開催した時点で関根の獲得を検討していた可能性があるという。
2022年夏にベルギー1部KRCヘンクから伊東を獲得したほか、2023年夏にはオーストリア1部LASKリンツから中村を迎え入れたランス。2024年7月には『株式会社ヤスダグループ』とスポンサー契約を締結したほか、7,,8月開催の日本ツアーでジュビロ磐田、清水エスパルス、町田ゼルビア、ヴィッセル神戸と対戦するなど、日本サッカー界との関係を深めている。
ランスの補強戦略を巡っては、同クラブの専門サイト『ランス・メディアフットボール』が2024年6月の時点で「ランスが日本ツアーの一環として、3人目の日本人選手獲得を検討している」とリポート。この報道を受けて、獲得候補にDF菅原由勢(サウサンプトン)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、DF町田浩樹(ユニオンSG)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW上田綺世(フェイエノールト)の名前が挙がっていたが、Jリーガー獲得の可能性を指摘する声も。関根の名前は挙がっていなかったが、報道内容を踏まえると、2024/25シーズン前の時点で関根をはじめ複数選手が獲得候補にリストアップされていた可能性もある。
現在22歳の関根は、静岡学園高校や拓殖大学を経て、2024年に柏へ正式加入。プロ1年目からJ1リーグ戦31試合でプレーするなど、守備陣に必要不可欠な戦力として存在感を発揮していた。
また2024年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で全6試合中5試合でフル出場と、U23日本代表の優勝に貢献。五輪本大会でも4試合中3試合でフル出場すると、10月以降はA代表(森保ジャパン)に招集されるなど、次世代のA代表を担う有望株として期待されている。
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