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ナシオナルが東京V山田楓喜の獲得発表!京都サンガ時代の同僚も加入

山田楓喜 写真:Getty Images

 ポルトガル1部CDナシオナルは1月6日、京都サンガから東京ヴェルディへ期限付き移籍していたパリ五輪U23日本代表FW山田楓喜の獲得を公式発表。元京都サンガ所属選手のFWパウリーニョ・ボイアも、ブラジル2部パイサンドゥからの期限付き移籍により迎え入れた。

 山田の去就については、東京Vが6日に「期限付き移籍が期間内で終了することとなりました」と発表すると、京都は「期限付き移籍先の東京Vから復帰するとともに、海外クラブへの期限付き移籍を前提とする交渉のため、チーム活動に参加しない」と声明。ポルトガル移籍は秒読みとみられるなか、ナシオナルは「京都から買い取りオプション付きの半年レンタルにより獲得した」とアナウンスしている。

 現在23歳の山田は、2020年に京都のトップチームへ昇格。プロ3年目の2022シーズンから出場機会を増やすと、2023シーズン終了後に東京Vへ期限付き移籍。2024シーズンはリーグ戦21試合の出場で5ゴールをマークしたが、フリーキックで精度の高い左足から何度もゴールネットを揺らしたほか、2024年夏に行われたパリ五輪本大会でも3試合でプレーしている。

 またナシオナルは、京都時代に山田とチームメイトだったパウリーニョについても「半年間のレンタルで獲得した」と発表。同選手は2022年8月から2023年6月まで京都に在籍。J1リーグ13試合の出場で1ゴール1アシストという結果に終わったが、その後はアメリカ・ミネイロ、ミラソウでプレー。2024年7月からパイサンドゥに在籍しているが、ブラジル2部リーグ18試合の出場で3ゴール2アシストを挙げていた。

 ナシオナルは2016/17シーズン以降、1部昇格と2部降格がともに3度。2024/25シーズンは16試合を終えて1部残留ラインから勝ち点2差の17位に沈んでいるだけに、山田とパウリーニョにかかる期待は大きい。