パルマ 日本代表・海外組

日本代表GK鈴木彩艶を巡りバイエルンとマンUが争奪戦か?

鈴木彩艶 写真:Getty Images

 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、ゴールキーパー陣の一新を目指しているようだ。同クラブに所属するGKアンドレ・オナナの度重なるミスや、GKアルタイ・バユンドゥルの不安定なパフォーマンスに加え、GKトム・ヒートンの2025年での退団が見込まれる中、新たに2人のゴールキーパーを補強する計画が進んでいることが報じられている。

 その中で注目されているのが、セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶だ。鈴木は2023年にJ1の浦和レッズでプレーしていた際、ユナイテッドのオファーを受けたものの、それを断りベルギーのシント=トロイデンに移籍。翌2024年にパルマへとステップアップを遂げた。

 現在、ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンも同クラブのレジェンドであるGKマヌエル・ノイアーの後継者として鈴木に注視していることも複数報じられており、ユナイテッドとの間で鈴木獲得を巡る争奪戦が繰り広げられる可能性が浮上している。

 22歳の鈴木はパルマで着実に成長を続けており、今2024/25シーズンはリーグ14位ながら55回のセーブ(91パーセンタイル)、エラーはゼロ、ハイクレームは94パーセンタイルといった優れたデータを弾き出している。

 鈴木がセリエAを1年で去ることは考えにくいが、移籍市場は何が起こるか分からないのが常だ。浦和時代から接触のあるユナイテッドへ行くのか、日本代表DF伊藤洋輝も在籍するバイエルンへ行くのか、今後の動向からも目が離せなそうだ。