12月18日に開催されたリーグ・アンのパリ・サンジェルマンとモナコの一戦(4-2)で、パリのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが顔面に重傷を負った。前半17分ドンナルンマがエリア端での競り合い中、モナコのDFウィルフリード・シンゴのスパイクが頬に直撃。顔中血だらけになり複数箇所を縫う必要があったが、シンゴの行為は偶発的と判断され、退場などの処分は科されなかった。
試合後、ドンナルンマはインスタグラムに「大丈夫だよ」と短いメッセージを添え、負傷後の写真を投稿。選手や仲間がSNSで反応を示した中、特に元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ(ジェノア)は「鼻の方を持っていってもらえなかったのかよ」とジョークを飛ばし話題になった。
これに続き、PSGの同僚でモロッコ代表DFアクラフ・ハキミが「戦士」と称える一方、チームメイトのMFファビアン・ルイスや元ミランで現在はイタリアのサッスオーロ・カルチョ所属のMFサム・カスティジェホは「この方が見栄えがいい」と投稿し、ユーモアを交え激励した。
一方、ファンからはこのプレーに対する審判の見解に対する批判のコメントが寄せられた。「レッドカードもなければ、負傷に対する懲罰もない。これはどこのリーグだ?!」「審判団は恥ずべきだ」「変な審判だ、怪我がこんなにひどいのに相手選手がレッドカードをもらえないなんてあり得るのか」
イタリア代表やPSGのサポーターにとっては腑に落ちない判定だったようだ。
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